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「点が入る雰囲気が足りない」ベトナム戦辛勝も根強く残る停滞感…吉田や遠藤、守田が口にした森保Jの問題点

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年11月12日

最終予選に入り連係・連動からの崩しが大きく減少している

1アシストをマークした南野だが、得点は生まれず。最終予選ではいまだゴールがない状況だ。写真:JFA提供

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「できるだけ多くの得点を奪って勝つこと」が必須テーマだった11日の2022年カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選・ベトナム戦(ハノイ)。森保一監督が欧州からのチャーター便トラブルに巻き込まれた吉田麻也(サンプドリア)や南野拓実(リバプール)ら5人を先発起用したことに一抹の不安が漂った。が、17分にそのひとりである伊東純也(ヘンク)が自慢の快足を生かして先制点をゲット。背番号14のイキイキとしたパフォーマンスによって、チーム全体に安堵感が広がった。

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 そこからは追加点を奪うためのトライが繰り返し続いたが、前半終了間際の伊東のスーパーゴールがVAR判定で取り消される不運なども重なり、ゴールをこじ開けられなかった。後半に入ってからも数多くのセットプレーのチャンスを手に入れながら、それを生かしきれない。指揮官もコンディションを考慮して普段以上に早い交代に踏み切り、10月のオーストラリア戦(埼玉)で決勝弾をお膳立てした浅野拓磨(ボーフム)や絶好調の古橋亨梧(セルティック)らを投入したが、それも不発に終わった。

 結局、終わってみれば、1-0。勝点3という最低ノルマは果たしたものの、前半5戦終了時点で総得点4、総失点3、得失点差はプラス1。同プラス5のサウジアラビア、オーストラリアの上位2強に水を開けられているのは紛れもない事実と言える。

「一番は点が入る雰囲気が足りない」と吉田もコメントした通り、最終予選が始まってからの日本は「畳みかける攻撃」ができていない。今回は大迫勇也(神戸)がケガ明けでまだ万全の状態でなかったうえ、南野らもコンディションが今一つだった部分はあったにせよ、点を取るべきところで奪えていない。

 終盤の85分に柴崎岳(レガネス)の強烈ミドルに詰めながら押し込めなかった守田英正(サンタ・クララ)も「決めるべき時に決め切る、それに尽きる。自分もあと1秒先に触っていれば、もう1センチ前に行っていればという世界なので、改善しないといけない」と反省の弁を口にしていた。

 実際、流れの中の攻めに関しては、伊東の爆発的スピードを生かした仕掛け、南野のドリブル突破は効いていたが、全体に単発な印象が強かった。相手のレベルが上がったせいもあるが、2次予選で見られていた連係・連動からの崩しが大きく減少している。そこは見逃せない点で、早急に修正が必要だ。

【W杯アジア最終予選PHOTO】ベトナム0-1日本|速攻から伊東純也が決勝点!
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