三笘薫に続く若き才能は現われるか? 近未来にブレイク必至の逸材ドリブラー11人!

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2021年10月27日

青森山田は右からの高速アタックに注目!

■高校サッカーの逸材ドリブラー

古川陽介(静岡学園高3年/ジュビロ磐田内定)
テクニックに秀でた『これぞ静岡学園の10番』と言うべき選手だ。これまで10番を背負った旗手怜央、松村優太といったドリブラーとは異なり、多彩なフェイントで時間を止められるドリブラーと表現すべきだろうか。切り返しを得意とし、キレとテンポで相手を手玉にとって翻弄するプレーは、見ている者をワクワクさせてくれる。プロの舞台でもそれが披露できるかに注目したい。
 
藤森颯太(青森山田高3年)
前への強度が高い青森山田において、右からの高速アタックは大きな武器になっている。瞬間的なスピードに長け、縦、斜めと鋭角な仕掛けを見せてサイドを突破していく。ドリブルをしながらも中の状況をしっかりと把握しており、マイナスのクロス、ライナーのクロス、そしてファーサイドに落とすクロスと多彩なクロスでチャンスメイクできるアタッカー。引き出しが多い選手だ。

五十嵐太陽(川崎フロンターレU-18・3年/トップ昇格)
とにかくターンが巧い。縦へガンガン仕掛けるというより、方向転換で相手をいなしたり、スペースを作り出して侵入していく。それゆえにスペースに入ってからの選択肢も多く、パスでテンポを作ったり、さらに突破を仕掛けたりと、状況に応じたプレーができる。フィニッシュの技術にも長けており、アタッキングサードへ侵入していく中でGKの位置をよく見ており、狙いすましたシュートでゴールを決められる選手だ。

川谷 凪(静岡学園3年/清水エスパルス内定)
当初編集部からは10人選んでほしいと言われていたが、どうしても彼を入れたかった。今年の静岡学園は古川と川谷の両サイドアタッカーが強烈で、ブラジルのストリートサッカーのようなドリブルを見せる古川に対し、川谷は直線的かつ柔軟性も兼ね備えている。少ないボールタッチでぐんぐん加速して突破していくと、深い位置では急にボールタッチが細かくなり、相手のタイミングをずらして交わしていく。エリアによって使い分けている変化に相手は翻弄される。ぜひ古川とともに注目してほしいドリブラーだ。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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