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【韓国メディアの反応】なでしこジャパンの4強入りを賞賛。自国の女子サッカー強化の「お手本に」と言う声も

カテゴリ:日本代表

慎武宏

2015年07月01日

「日本には第2、第3の澤穂希が生まれてくる環境がある」(通信社『聯合ニュース』)

韓国の女子サッカー強化に、日本の環境をお手本にすべきという声もある。とりわけ競技人口という点では、日本が大きく韓国に水を開けている状況だ。(C) Getty Images

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 韓国のメディアは、日本女子サッカーの例を引き合いに出しながら、自国の女子サッカーを取り巻く環境の問題点を次のように分析している。
 
「昨年の12月基準でKFA(大韓サッカー協会)に登録されている女子サッカーのチーム数は小・中・高・大学、実業団合わせて76にしかならない。登録選手数は1765名だ。対して隣国の日本はもっとも良い教科書だ。チーム数は1409、登録選手数は3万243名という底辺をベースに発展してきた。最近では前回大会でチャンピオンにまで登り詰め、今大会でも2連覇に向かって順航している。いつでも第2、第3の澤穂希が生まれてくるというのが、日本女子サッカーの環境なのだ」(通信社『聯合ニュース』)
 
「女子サッカー発展のためにAマッチの回数を増やすことも方法のひとつだ。韓国は今年、中国での国際大会で3試合、キプロスカップでの4試合を含め、ワールドカッブまで10回の強化試合を行なった。そのうち、ロシアを招いて行なった2度の試合は98年の日本戦以来、17年ぶりに行なわれたワンマッチ形式のAマッチだった。
 
 対して日本の場合、2014年は韓国と同じく5月のアジアカップ、9月のアジア大会と日程を消化しつつ、それとは別に8回のAマッチを行なっている。“キリンチャレンジカップ”などスポンサーを最大限活用したワンマッチ形式のAマッチを通じて、自国の女子サッカーに対する関心と興味を引き上げようと努力している」(スポーツ紙『イルガン・スポーツ』)
 
 韓国女子は、2010年にU-20女子ワールドカップで3位という好成績を収め、U-17女子ワールドカップでは優勝を成し遂げている。その中心メンバーだったチ・ソヨンら“黄金世代”の台頭によって、初のワールドカップ1勝と決勝トーナメント進出を成し遂げた韓国女子サッカー。
 
“なでしこジャパン”や日本女子サッカーに刺激と影響を受けて、さらなる飛躍が期待されているのは間違いなさそうだ。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
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