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“関西の注目アタッカー”泉柊椰&木村勇大はなぜ大学3年でプロ入りを決めたのか? 練習参加が両者の心を動かす

カテゴリ:Jリーグ

森田将義

2021年10月14日

木村が京都を「魅力的」だと感じたのは…

木村(写真中央)がプロ入りを決めたのは、6月と夏休みに経験した京都への練習参加が大きかった。写真:森田将義

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 京都への加入を決めた木村は、サイズと上手さ、速さの三拍子を揃えた本格派のストライカーだ。練習参加した際に曺貴裁監督は、湘南ベルマーレ時代の教え子であるFW山﨑凌吾(名古屋グランパス)との比較を口にしており、彼のプレースタイルをイメージしてもらえれば、特徴が分かりやすいかもしれない。

 木村は泉と同じく、6月に全日本大学選抜候補に選ばれ、練習試合ではゴールもマークしている。今年1月には東京ヴェルディに練習参加。獲得に興味を示すクラブは多く、本人も「最初は冬まで待とうかなと思っていた。インカレ(全日本大学サッカー選手権大会)が終わるタイミングまで待てば、選択肢は増えるかなって」と振り返る。

 そうした考えを改め、早期のプロ入りを決めたのには、6月と夏休みに経験した京都への練習参加が大きかった。

「ほかのJ1クラブから声がかかってもサンガに行きたいと思うくらい、魅力的だった。自分に今まで足りなかった攻守の切り替えや守備の強度が求められるので、これから直していかないとダメな短所も克服できると思った。また、縦に速い攻撃をしているので、どんどんボールを受けられて自分の長所が出せると感じた」

 毎試合のように試合会場に足を運んでくれた中山博貴スカウトの存在も大きかったという。
 
 いち早くプロのレベルに触れてからは、関西学院大でプレーする際も守備意識が大きく変わった。関西学生サッカーリーグでは、8試合で10得点をマークするなど本格ブレイクしつつある。

 定位置を争うのは、J通算100得点をマークするピーター・ウタカ。乗り越える壁は大きいが、ウタカからは「早く京都に来てよ」とスパイクをプレゼントされるなど、競争を歓迎されている。プロでの出場機会さえ掴めれば、一気にブレイクする可能性は高い。

取材・文●森田将義

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