相手の勢いを利用して背後を突く
久保は一人で運ぶことも、中継点になることも出来る選手なので、トップ下に置けばポゼッションだけでなく、カウンター主体の試合でも頼りになる。東京五輪でもそのクオリティは遺憾なく発揮され、強敵との対戦でもエースとして君臨した。この成長著しい20歳を欠くのは、正直痛い。
もっとも、サウジアラビア戦に関しては、久保無しのゲームプランは考案しやすい。サウジアラビアは両サイドバックが高い位置を取り、その背後が空きやすく、過去の試合でも2バック状態でカウンターを食らう場面がよく見られた。
その点を踏まえれば、両サイド、あるいは片方のサイドにスピードスターを配して背後を突かせ、トップ下は鎌田のようなタイプが大迫とともにボールを収め、サイドのスピードを生かす。相手の勢いを利用して背後を突く。こうしたプランは、特にアウェーでは有効だ。
その点では伊東純也が出場停止であるのは痛いが、森保監督は負傷明けの浅野拓磨を招集し、さらに古橋亨梧も追加招集している。手負いのスピードスターがどこまでコンディションを戻しているのかはわからないが、特にサウジアラビア戦はこの2人が鍵を握りそうだ。
もっとも、サウジアラビア戦に関しては、久保無しのゲームプランは考案しやすい。サウジアラビアは両サイドバックが高い位置を取り、その背後が空きやすく、過去の試合でも2バック状態でカウンターを食らう場面がよく見られた。
その点を踏まえれば、両サイド、あるいは片方のサイドにスピードスターを配して背後を突かせ、トップ下は鎌田のようなタイプが大迫とともにボールを収め、サイドのスピードを生かす。相手の勢いを利用して背後を突く。こうしたプランは、特にアウェーでは有効だ。
その点では伊東純也が出場停止であるのは痛いが、森保監督は負傷明けの浅野拓磨を招集し、さらに古橋亨梧も追加招集している。手負いのスピードスターがどこまでコンディションを戻しているのかはわからないが、特にサウジアラビア戦はこの2人が鍵を握りそうだ。
一方、オーストラリアに目を移すと、両サイドバックは高い位置を取るが、イケイケで乗せれば怖いサウジアラビアに比べると、バランス重視、ゲームコントロール重視の傾向はある。また、日本のホームなので、日本がボールを持つ展開も増えるだろう。
どちらかと言えば、オーストラリア戦のほうが、中国戦で見せた相手ブロックを切り裂くドリブルやワンツーなど、トップ下に久保の突破力が欲しくなる展開はあるかもしれない。ただ、現実問題、彼は負傷離脱しているので、南野や田中碧らに期待するか、あるいは2トップ変更も視野に入ることになる。
いずれにせよ、この10月はカウンターの比重が高まることになりそうなので、久保不在の影響は限定される。この先、中国戦のように相手がガチガチに守備を固めてくる試合では、改めて久保の力が必要になりそうだ。
まずはサウジアラビアとオーストラリア戦。勝点を取って、次につなげたい。
取材・文●清水英斗(サッカーライター)
【PHOTO】入場制限が急遽撤廃!”完全アウェー”サウジ戦に向けて日本代表が最終調整!
どちらかと言えば、オーストラリア戦のほうが、中国戦で見せた相手ブロックを切り裂くドリブルやワンツーなど、トップ下に久保の突破力が欲しくなる展開はあるかもしれない。ただ、現実問題、彼は負傷離脱しているので、南野や田中碧らに期待するか、あるいは2トップ変更も視野に入ることになる。
いずれにせよ、この10月はカウンターの比重が高まることになりそうなので、久保不在の影響は限定される。この先、中国戦のように相手がガチガチに守備を固めてくる試合では、改めて久保の力が必要になりそうだ。
まずはサウジアラビアとオーストラリア戦。勝点を取って、次につなげたい。
取材・文●清水英斗(サッカーライター)
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