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「生き方そのものが問われている」。SNSでの誹謗中傷について、村井チェアマンの傾聴すべきメッセージ

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2021年09月27日

Jリーグはお客様の自己責任に助けられている

自分たちでJリーグを守る。ファン・サポーターの節度ある行動に、村井チェアマンは大きな感謝を示していた。写真:J.LEAGUE

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 SNSでの誹謗中傷が社会問題になる中、Jリーグは多くのファン・サポーターに守られている感覚もあります。緊急事態宣言やまん延防止が発令されている状況下でも、皆さんはJリーグを守ろうと節度ある行動をしてくれた印象です。コロナ禍になって以降、お客様を迎え入れた1600以上の試合において観客席でのクラスターはありません。これもひとえに皆さんのおかげです。

 Jリーグ独自で作成した感染対策マニュアルは、あくまで基準になるものに過ぎません。地域によって感染状況も、スタジアムの形状も違います。さらに言えばスタジアムへのアクセスも様々で、人の流れまで把握するのは不可能。だからこそ一人ひとりの行動が重要になるのです。
 

 その点で、Jリーグのファン・サポーターは素晴らしい。なにより、自己責任という意識を強く感じさせてくれるところがです。政府がもっと明確なガイドラインを示すべきなどと批判的な見方がある一方、結局は個人の意識次第という捉え方をしている方もたくさんいます。Jリーグの場合、サポーター同士が注意しあったりして自浄作用を働かせたおかげで、観客クラスターが発生していないと認識しています。

 言われたからではなく、自分たちでサッカーを守ろう。Jリーグは幸いにも、そうしたお客様の自己責任に助けられています。もちろん、そこに甘えるつもりは毛頭ありません。JリーグはJリーグで、今後も独自のガイドラインを示しつつ、事態の変化とともに修正を加えていく。お客様と一緒に安心・安全の環境を作りたいと強く願っています。

<プロフィール>
村井 満(むらい・みつる)/1959年8月2日生まれ、埼玉県出身。浦和高在学中はGKとして冬の選手権予選にも出場した。早稲田大卒業後、リクルートに入社。そこで執行役員を務めるなどして、14年1月31日、大東和美氏のあとを受けて第5代Jリーグチェアマンに就任し、現在に至る。

取材・構成●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)

※本稿は、サッカーダイジェスト9月27日号に掲載された「J’sリーダー理論」の内容を転載したもの。

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