相手にとって嫌な青山のポジショニングは一朝一夕には身に付かない
相手にとって嫌な青山のポジショニングは一朝一夕には身に付かないだろう。自らの背後も把握できる空間認知能力が大事なので、長らく中盤で戦ってきたからこそ披露できる熟練の守備センスである。
まるで背中に目があるような、同じ働きができる選手ですぐパッと思いつくのは、例えば長谷部誠くらいか。逆につい数年前はウイングバックで激しく上下動していた選手が、急にボランチに抜擢されても、成せる動きではないとも思った。
まるで背中に目があるような、同じ働きができる選手ですぐパッと思いつくのは、例えば長谷部誠くらいか。逆につい数年前はウイングバックで激しく上下動していた選手が、急にボランチに抜擢されても、成せる動きではないとも思った。
コロナ禍の今は自由に取材をできないので、荒木に話を聞けなかった。あくまで憶測になるが、荒木が得意とする空中戦に持ち込むために、縦パスを未然に防いだ青山に「助けられた」と、エアバトラーは言いそうな気がする。
柏戦のMOM(最優秀選手)を選ぶなら、さすがにハットトリックを決めたD・ヴィエイラだが、青山は“陰のMOM”だった。自分が目立たなくても痒い所に手が届き、チームのために献身する縁の下の力持ちは、選手や監督、すべての仲間から信頼される。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
柏戦のMOM(最優秀選手)を選ぶなら、さすがにハットトリックを決めたD・ヴィエイラだが、青山は“陰のMOM”だった。自分が目立たなくても痒い所に手が届き、チームのために献身する縁の下の力持ちは、選手や監督、すべての仲間から信頼される。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)