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【浦和】「24を僕の番号にしたい」先輩・原口の系譜を継ぐ関根貴大が攻守両面で遂げる急成長

カテゴリ:Jリーグ

石田達也

2015年06月21日

「元気君にも“お前に付けてほしい”と言われた」背番号24を自分の色に。

そのドリブルの切れ味は、国内屈指と言っても過言ではない。近い将来には代表も見えて来るはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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「攻撃で結果を残せている。そして今年の課題である守備にも手応えを感じている」
 関根は今季のパフォーマンスについて、そう笑顔で話す。
 
 15節の清水戦では、対面する屈強なMFミッチェル・デュークとせめぎ合いのバトルを繰り広げた。
「今日は攻撃でいいプレーができなかったが、守備では初めてやりきれた。結果として無失点は手応えを感じる」と自身の成長を口にした。
 
 また、関根が変わったのはプレーやメンタルだけではなかった。今季から、ユース出身で目標とする選手でもある原口元気(現ヘルタ・ベルリン)が付けていた“背番号24”を受け継いだ。
「自分からクラブに欲しいといった番号。元気君(原口)にも“お前に付けてほしい”と言われたし、自分の色を出して24を僕の番号にしたい」
 
 そして、いよいよ舞台は整った。引き分け以上で第1ステージ優勝が決まる神戸戦を前にして、関根はこう心境を語っていた。
「出場している責任もあるので結果を残したい。(優勝が懸かった試合)あのピッチに最初から立っていたい。そういう意味でも日々の練習を大事にしていきたい」
 
 そして、関根は神戸戦のピッチにスタメンとして立ち、フル出場で無敗でのステージ優勝決定に貢献した。とりわけ終盤は10人での戦いを強いられ、課題とされた守備面での真価が問われたが、関根は試合を次のように振り返っている。
 
「サポーターの声が力になって最後まで戦えた。終盤はひとり少ない厳しい状況だったけど、一人ひとりがやるべきことをやったので、良い結果につながったと思う」
「無敗記録もあるので次も負けられない。今はそういう意識が良い方向に向かっている」
 
 確かにステージ優勝は果たしたが、2年目のジンクスを感じさせない19歳には、前半戦王者という発想は微塵もない。あくまでもそれは通過点にしかすぎず、その先の年間王者が目標だ。
 
 他の追随を許さないアタッカーを目指し、背番号24はシーズン後半戦も敵陣を縦横無尽に駆け回り、その先のさらなる高みに挑む。
 
取材・文:石田達也(フリーライター)
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