ゴールに向かう時に最後は一枚剥がしたり、変わったプレーをしないといけない
市立船橋時代から攻撃センスを高く買われ、清水入団後も1年目から多くの出場機会を得てきた。レギュラーとしてプレーする今季は既に24試合に出場し、戦術家であるロティーナ監督の下で成長を続けている。自身も今季のプレーに手応えを得ていると話す。
「チームとしてロティーナ監督から求められていることはかなりある。ただ、プレシーズンの時から叩き込まれて、ある程度は考えずにプレーできるところまではきた。監督から求められることは大前提として、考えなくても動けるようになってきた。今は自分が持っている特徴をいつどこで発揮するのか、状況に応じて自分のプレーを出す場面や場所を考えながらプレーしています」
実際に今回の代表活動でも判断の良さが目立った。今までであれば無謀なパスや仕掛けもあったが、周りの動きに合わせてパスとドリブルをうまく使い分けた。「結果にこだわりたい」と本人が言うように決定力は改善の余地を残すものの、自分の武器を発揮する術が徐々に備わりつつある。
判断に関しては本人も去年から取り組んできた成果だという。
「去年から判断は課題で、パスとドリブルの選択をしっかりすべきだと考えていた。その中で今季は清水でのプレーも含め、変わってきたと思う。ゴールに向かう時に最後は一枚剥がしたり、変わったプレーをしないといけない。その意識が今のプレーにつながっている」
もちろん本人は現状に満足はしていない。代表に生き残るためにはクラブで今以上のパフォーマンスが求められると認識しているからだ。
「チームでのプレーが評価されて、代表でプレーする場をもらえる」
荒木遼太郎(鹿島)などが結果を残しており、2列目のポジション争いを勝ち抜くのは容易ではない。しかし、自分と向き合えば、必ず道は開ける。3年後の大舞台を目指す鈴木の挑戦はまだ始まったばかりだ。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
実際に今回の代表活動でも判断の良さが目立った。今までであれば無謀なパスや仕掛けもあったが、周りの動きに合わせてパスとドリブルをうまく使い分けた。「結果にこだわりたい」と本人が言うように決定力は改善の余地を残すものの、自分の武器を発揮する術が徐々に備わりつつある。
判断に関しては本人も去年から取り組んできた成果だという。
「去年から判断は課題で、パスとドリブルの選択をしっかりすべきだと考えていた。その中で今季は清水でのプレーも含め、変わってきたと思う。ゴールに向かう時に最後は一枚剥がしたり、変わったプレーをしないといけない。その意識が今のプレーにつながっている」
もちろん本人は現状に満足はしていない。代表に生き残るためにはクラブで今以上のパフォーマンスが求められると認識しているからだ。
「チームでのプレーが評価されて、代表でプレーする場をもらえる」
荒木遼太郎(鹿島)などが結果を残しており、2列目のポジション争いを勝ち抜くのは容易ではない。しかし、自分と向き合えば、必ず道は開ける。3年後の大舞台を目指す鈴木の挑戦はまだ始まったばかりだ。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)