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悔し涙を流した選手権から1年半…清水2年目の鈴木唯人がパリ五輪世代を牽引するアタッカーへ

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2021年09月06日

ゴールに向かう時に最後は一枚剥がしたり、変わったプレーをしないといけない

清水では今季定位置を獲得。ロティ―な監督の下で多くを吸収する。写真:松尾祐希

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 市立船橋時代から攻撃センスを高く買われ、清水入団後も1年目から多くの出場機会を得てきた。レギュラーとしてプレーする今季は既に24試合に出場し、戦術家であるロティーナ監督の下で成長を続けている。自身も今季のプレーに手応えを得ていると話す。
 
「チームとしてロティーナ監督から求められていることはかなりある。ただ、プレシーズンの時から叩き込まれて、ある程度は考えずにプレーできるところまではきた。監督から求められることは大前提として、考えなくても動けるようになってきた。今は自分が持っている特徴をいつどこで発揮するのか、状況に応じて自分のプレーを出す場面や場所を考えながらプレーしています」

 実際に今回の代表活動でも判断の良さが目立った。今までであれば無謀なパスや仕掛けもあったが、周りの動きに合わせてパスとドリブルをうまく使い分けた。「結果にこだわりたい」と本人が言うように決定力は改善の余地を残すものの、自分の武器を発揮する術が徐々に備わりつつある。

 判断に関しては本人も去年から取り組んできた成果だという。

「去年から判断は課題で、パスとドリブルの選択をしっかりすべきだと考えていた。その中で今季は清水でのプレーも含め、変わってきたと思う。ゴールに向かう時に最後は一枚剥がしたり、変わったプレーをしないといけない。その意識が今のプレーにつながっている」

 もちろん本人は現状に満足はしていない。代表に生き残るためにはクラブで今以上のパフォーマンスが求められると認識しているからだ。

「チームでのプレーが評価されて、代表でプレーする場をもらえる」

 荒木遼太郎(鹿島)などが結果を残しており、2列目のポジション争いを勝ち抜くのは容易ではない。しかし、自分と向き合えば、必ず道は開ける。3年後の大舞台を目指す鈴木の挑戦はまだ始まったばかりだ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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