守田の目から見たオマーン戦のボランチ陣の出来は?
柴崎が2020年11月以降、代表活動に参加していなかったため、守田との連係は未知数な部分も多い。そこは懸念される部分だが、2018年ロシアW杯で長谷部誠(フランクフルト)とのコンビネーションを短期間で築き上げた柴崎の適応力と統率力は目を見張るものがある。今回もピッチ上で練習できるのは3日しかないが、お互いに声を掛け合いながら距離感やポジショニングを修正していけるのではないか。
守田の方もオマーン戦の2人の関係性をチェックして、自分なりに問題点を整理したという。
「前に絡んでいくのが少なかったというのと、相手が真ん中を閉めてくる中、90分間、そこまで舵を取る役割は担えていなかったのかなと。守備でもフィルターをかけるような役割が本来の2人ほどできていなかった」というのが彼の見解。だからこそ、自分がピッチに立った時にはチーム全体で同じ絵を描けるようなアクションを起こしていく構えだ。
「自分が入ったら、まず立ち位置の修正という部分で必ず声をかけていきたいと思っている。オマーン戦はボランチの位置が重かったり、横並びになりすぎた部分があったので、相手をかき乱する動きとかタテ関係、斜めのようなポジショニングを取ることが必要になってくるんじゃないかと思います」
守田がこう強調するように、「遠藤・守田」「柴崎・守田」「遠藤・柴崎」のいずれのコンビで挑んだとしても、敵をかく乱し、攻撃のスイッチを入れられるようなパス出しや展開を見せていく必要がある。中国はオマーンほどではないにせよ、日本の前線アタッカー陣にタイトなマークをつけてくるはず。それをかいくぐらなければ、ゴールを奪うのは難しい。オマーン戦で色濃く感じられた攻撃の停滞感を打破するためにも、今回はフレッシュなボランチコンビで中国に挑み、中盤を制圧して相手にプレッシャーをかけていくことが肝要だ。
今後も遠藤が代表ボランチの軸であり続けるのは間違いないだろうが、彼がシュツットガルトで重責を担っている部分、心身両面の負担は非常に大きい。10月以降の代表シリーズでつねに理想的な状態でいられる保証はないし、ケガをしないとも限らないのだ。
「前に絡んでいくのが少なかったというのと、相手が真ん中を閉めてくる中、90分間、そこまで舵を取る役割は担えていなかったのかなと。守備でもフィルターをかけるような役割が本来の2人ほどできていなかった」というのが彼の見解。だからこそ、自分がピッチに立った時にはチーム全体で同じ絵を描けるようなアクションを起こしていく構えだ。
「自分が入ったら、まず立ち位置の修正という部分で必ず声をかけていきたいと思っている。オマーン戦はボランチの位置が重かったり、横並びになりすぎた部分があったので、相手をかき乱する動きとかタテ関係、斜めのようなポジショニングを取ることが必要になってくるんじゃないかと思います」
守田がこう強調するように、「遠藤・守田」「柴崎・守田」「遠藤・柴崎」のいずれのコンビで挑んだとしても、敵をかく乱し、攻撃のスイッチを入れられるようなパス出しや展開を見せていく必要がある。中国はオマーンほどではないにせよ、日本の前線アタッカー陣にタイトなマークをつけてくるはず。それをかいくぐらなければ、ゴールを奪うのは難しい。オマーン戦で色濃く感じられた攻撃の停滞感を打破するためにも、今回はフレッシュなボランチコンビで中国に挑み、中盤を制圧して相手にプレッシャーをかけていくことが肝要だ。
今後も遠藤が代表ボランチの軸であり続けるのは間違いないだろうが、彼がシュツットガルトで重責を担っている部分、心身両面の負担は非常に大きい。10月以降の代表シリーズでつねに理想的な状態でいられる保証はないし、ケガをしないとも限らないのだ。