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【喜熨斗勝史の欧州戦記|第5回】ワールドカップ予選再開、ヨーロッパはすべてが“死の組”!「全試合に勝たないといけない」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2021年08月30日

今活動の最大の難点は練習がほとんどできないこと

アンダー世代や女子のオフィシャル大会が開催できるよう、VAR設備が整えられていた。

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 今回は1日(日本時間2日未明)に親善試合のカタール戦(ハンガリー)、4日(同5日未明)にホームでルクセンブルク戦、7日(同8日未明)にアウェーでアイルランド戦が組まれています。

 8月29日に試合が終わった選手からチームに合流してきますが、今活動の最大の難点は練習がほとんどできないことですね。31日午後にはセルビアを発ってハンガリー入り。2日に帰国して、5日にはアイルランドへと飛び立たないといけません。セルビアからハンガリーは1時間ちょっとのフライトですが、そこの移動も難しいシチュエーションを作っています。
 

VAR設備が整えられたグラウンド。写真左側に写ってるのがVAR用の台だ。

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 全選手で合わせられる練習日は1、2日くらいしかありません。欧州予選ポルトガル戦(3月28日)や日本代表戦でもやられたようなクロスに対する守備など最低限の確認は必要ですが、練習で何かを落とし込むというよりは心と身体を試合に集中させることが重要。スウェーデンリーグで得点を量産するMFヴェリコ・ビルマンチェビッチ(マルメ)をミスター政権下では初招集しましたが、日本に行った若手ではなく3月の欧州予選を戦った既存メンバーを中心に招集したのは、そうした意味合いも含まれています。多くの選手起用が可能なカタール戦は我々にとって一番重要なトレーニングになるでしょう。コンディションと連係の確認はしっかりしたいですね。

 そして予選再開初戦のルクセンブルク戦。親善試合などで強豪国を最少失点に抑える堅守があり、厄介な相手であることは分かっています。でもルクセンブルクに得点が取れないようではワールドカップ出場なんて口にできません。

 ウチの攻撃陣はドゥシャン・ヴラホビッチ(フィオレンティーナ)、アレクサンダル・ミトロビッチ(フルハム)、ダルコ・ラゾビッチ(ヴェローナ)らタレントが揃っています。また前回の欧州予選は新型コロナの影響で無観客開催でしたが、今回からはサポーターも入場できるようになります。彼らの後押しもありますし、あまり心配はしていません。
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