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【総体1回戦】新鋭校の飯塚を牽引するエースが大仕事! 高卒J入りを目指す髙尾流星はいかなるアタッカーか?

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年08月15日

「実は元々スピードがある選手ではなかったんです」

髙尾(背番号13)は後半、相手DFの背後へのスプリントを繰り返し、決勝ゴールに繋がるPKを獲得した。写真:松尾祐希

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 見事な抜け出しからチームにPKをもたらした髙尾。今でこそスプリント能力とフィジカルの強さに定評があるが、高校入学時点では現在のような力強いプレーをしていなかったと本人は言う。

「実は元々スピードがある選手ではなかったんです。1年生の頃は中辻監督から『スピードがない』と言われ続けていたので、最初は収めるプレーを繰り返し練習していました。すると、フィジカル能力が上がり、スピードもついてきたんです。その結果、色んなプレーができるタイプのFWになりました」

 入学当初は線が細く、体重も62キロしかなかったが、現在は食事や筋力トレーニングの積み重ねで10キロアップ。当たり負けしない身体を手に入れ、スピードも見違えるようになった。チームメイトもその成長を認めており、吉田も「入学当初は一番遅かったぐらい。でも、1年ぐらいしたら本当に速くなっていた」と目を丸くするほどだ。
 
 飯塚で過ごした2年間で成長を遂げたのは間違いない。しかし、本人は現状に満足しておらず、高卒でのプロ入りを目指すために結果を欲している。

 とくに今季は怪我の影響で活躍できず、6月上旬のインターハイ予選後もリハビリに専念。予定していたJクラブの練習参加も見送りになっていた。そのなかで迎えた夏の全国舞台。「Jクラブの練習に怪我の影響で参加できず、正直に言えば慌てている時期もあった。だけど、高卒でJリーグにいく気持ちに変わりはない」(高尾)。プロ入りを果たすべく、インターハイに懸ける想いは人一倍強い。

 次こそは自分のゴールでチームを勝利に導けるか。

「チームが辛い時に得点が取れる選手になり、今大会を足掛かりにJリーグの舞台へ進みたい」

 ブレイクスルーを狙う新鋭校のエースストライカーが、16日に行なわれる東海大相模との2回戦で真価を発揮できるか注目だ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【PHOTO】2021年インターハイを熱くする“逸材タレント”を写真でチェック!~FW編

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