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GL第3節フランス戦|冴え渡った指揮官のマネジメント。3連勝で悠然と“死の組”を突破【東京五輪プレーバック】

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2021年08月08日

途中出場の三好、前田も結果を残す

後半にピッチへ送り出された三好や前田もゴールを奪う。チームは3連勝でグループリーグを突破した。(C)Getty Images

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「勝って次ラウンドに進もうと、選手たちが積極的にトライしてくれた」

 満足度の高い前半を終え、さすがに余裕が生まれた森保監督は、まず後半の頭から久保を下げて三好を投入すると、56分には前半にイエローカードをもらい、次戦出場停止となった酒井に代えて、橋岡をピッチに送り出す。

 70分、上田のポストプレーから旗手、三好とつないで決定的な3点目を奪った直後には、堂安と遠藤も引っ込めて、相馬を右サイドハーフ、板倉を過去2戦とは異なりボランチに配置。さらに80分、田中に代えて前田を投入すると、左SBの中山をボランチに回し、旗手を1列下げている。今大会、複数ポジションをこなせるユーティリティプレーヤーを数多く招集した指揮官だが、その理由を説明するような采配だった。
 ゴールこそなかったが、果敢にフィニッシュワークに絡んだ上田、攻守に精力的だった旗手、そしてさすがの貫禄を示した冨安と、初スタメンに抜擢した3人がハイパフォーマンスを披露すれば、三好、アディショナルタイムにダメを押した前田と、途中投入のアタッカーも揃って結果を出した。さらに、酒井のイエローカードは誤算だったとはいえ、久保をはじめ、主力に適度の休養を与えることもできた。

 こうして森保監督のマネジメントが冴え渡り、フランスを一蹴した日本が、3連勝で悠然と“死の組”を突破。ロンドン五輪以来の8強入りを決めた。

「この3連勝が、決勝トーナメントの結果を約束してくれるものではない」

 指揮官は手綱を緩めないが、それでも試合を重ねるごとに逞しさを増していくチームに、期待は高まるばかりだった。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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