プロ選手が結果を残せなければ、普通は厳しく批判されるだけ
それにしても、今回の日本男子サッカーは本当にビッグチャンスを逃してしまった。これを逃したら、あとはいつメダルを獲るんだろうというくらいのチャンスだった。オーバーエイジにはA代表の中心選手を6月から招集して、早くからチーム作りを進めてきたし、トレーニングも幕張の専用施設でずっと続けることができて、準備は万全だった。他の国でこれだけ準備に時間をかけられたチームはないよ。
そんななかで結果を残せなかったチーム、とりわけプロの選手に与えられるのは、普通は手厳しい批判しかないと僕は思っている。それこそスペインやブラジルなら、どんな罵声を浴びせられるか……。国民性だから、日本人にはそういうのは向かないとは思うけど、少なくとも選手の涙に感動したとか、最後までよくゴールを目指して頑張ったとか、そういう論調が出てくるようなら勝ち癖のある国にはなれない。負けたのに「よくやりました。この試合は次に結びつきます」とか、テレビの実況の人は言うけど、そういうのはアマチュアの考えで、プロ選手にかける言葉じゃない。
もうみんな知っていると思うけど、五輪はもうアマチュアの祭典なんかじゃない。戦っているのはプロの選手だよ。そういう世界で「ドンマイ、ドンマイ」なんてやってたら、もう日本のサッカーは二度とメダルなんて獲れないよ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【五輪代表PHOTO】U-24日本1-3U-24メキシコ|三笘が反撃の1点を返すも追加点が遠くメキシコに敗戦 53年ぶりのメダル獲得とはならず...
もうみんな知っていると思うけど、五輪はもうアマチュアの祭典なんかじゃない。戦っているのはプロの選手だよ。そういう世界で「ドンマイ、ドンマイ」なんてやってたら、もう日本のサッカーは二度とメダルなんて獲れないよ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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