個性派揃いのチームを団結させる主将・北城のリーダーシップ。
インターハイ予選では規定により、前線の核となる神谷が出場できなかったが、それでも安定した戦いを披露し、見事に16連覇を達成した。
「県内を戦うことは難しい。僕らには連続出場記録も懸かっていて、僕らの代で途切らせるわけにはいかない。こうした強烈なプレッシャーがある中で、勝てたのは凄く大きかった」
こう語る北城の存在はやはり大きい。八戸学院光星との決勝戦では、相手の粘りもあり、前半は0-0のスコアだった。ワンサイドゲームだったが、なかなかゴールをこじ開けられないアタッカー陣に対し北城は常に声を出し続け、リードを奪ってからも声を途切らせなかった。
「一人ひとりのパーソナリティ、試合の状況を見て、声の掛け方を変えています。相手の個性を阻害しないように、奮起させる言葉を掛けて、時には厳しく言うようにしています」(北城)
試合後の北城の声は枯れていた。ただ声を出すだけでなく、きちんとチームと個々の状況を見て頭を使ってアプローチする。こうした見えない献身的な行動が、個性派揃いのチームを強く束ねている。
「北城を中心に今年のチームはまとまりがある。徐々に良くなっているので、インターハイは良いコンディションで臨みたい」(黒田監督)。
歴代最高と評されるキャプテンに率いられた『東北の雄』は、2005年以来の悲願の全国制覇を目指す。
取材・文:安藤隆人
「県内を戦うことは難しい。僕らには連続出場記録も懸かっていて、僕らの代で途切らせるわけにはいかない。こうした強烈なプレッシャーがある中で、勝てたのは凄く大きかった」
こう語る北城の存在はやはり大きい。八戸学院光星との決勝戦では、相手の粘りもあり、前半は0-0のスコアだった。ワンサイドゲームだったが、なかなかゴールをこじ開けられないアタッカー陣に対し北城は常に声を出し続け、リードを奪ってからも声を途切らせなかった。
「一人ひとりのパーソナリティ、試合の状況を見て、声の掛け方を変えています。相手の個性を阻害しないように、奮起させる言葉を掛けて、時には厳しく言うようにしています」(北城)
試合後の北城の声は枯れていた。ただ声を出すだけでなく、きちんとチームと個々の状況を見て頭を使ってアプローチする。こうした見えない献身的な行動が、個性派揃いのチームを強く束ねている。
「北城を中心に今年のチームはまとまりがある。徐々に良くなっているので、インターハイは良いコンディションで臨みたい」(黒田監督)。
歴代最高と評されるキャプテンに率いられた『東北の雄』は、2005年以来の悲願の全国制覇を目指す。
取材・文:安藤隆人