【2015インターハイ】全国屈指の個性派が揃う青森山田が10年ぶりの戴冠を目指す!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2015年06月11日

攻守両面でポテンシャルは十分。05年以来の優勝は現実的な目標。

青森山田/所在地:青森県青森市青葉3-13-40 創立:1918年 創部:1970年 総体最高成績:優勝(2005年) 主OB:伊東俊(山形)、柴崎岳(鹿島)、橋本和(浦和)、椎名伸志(松本)、櫛引政敏(清水)など

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 やはり今年も青森山田の牙城は盤石だった。準決勝で八戸学院野辺地西を6-0、決勝では八戸学院光星を3−0で下し、実に16年連続となるインターハイ出場を決めた。
 
「昨年は、(全国大会)ベスト4で負けてすごく悔しい思いをした。今年はその上を行きたい」
 こう語ったのは、ベスト4進出の立役者のひとりであるGK廣末陸だ。昨年は1年生ながら、PK戦となった3回戦の帝京大可児戦で3連続セーブを見せるなど存在感を見せつけた。個々の能力の高さは実証済み。選手たちがインターハイで目指すのは、2005年以来の優勝しかない。
 
 攻守両面でポテンシャルを十分に秘めている今年のチームはタレント揃いだ。守備陣は広い守備範囲と安定したキャッチング、正確なキックを誇るGK廣末が最後尾に位置し、Jスカウトが注目する常田克人と近藤瑛佑のCBコンビが、強固な城壁を作る。常田と近藤はともに188センチあり、そのエアバトルの強さは間違いなく全国ナンバーワンだ。
 
 両サイドバックも個性派揃い。黒田剛監督に「歴代で最高のキャプテン」と言わしめる左の北城俊幸、ロングスローの飛距離は全国ナンバーワンと言っても過言ではない右の原山海里が両脇を締める。柴崎岳(鹿島)をはじめ、青森山田が伝統的にハイレベルな人材を輩出してきたダブルボランチは、冷静な判断力と技術を持つ高橋壱晟と住永翔の2年生コンビが務め、ゲームの流れを作る。
 
 そして、アタッカーでは今年1月に東京VユースからやってきたFW神谷優太がトップ下で決定的な働きを見せる。ドリブル、パス、シュートと、どれをとっても全国トップクラスの質を誇る。両サイドハーフと1トップに関しては、左サイドの三上孝太以外は、レギュラーが定まっていない状態だが、FW鳴海彰人、田中優勢、MF吉田開、豊島祐希らが熾烈な競争を展開している。
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