【日本代表】初スタメンが有力な宇佐美貴史。新たな「11番像」を築けるか

カテゴリ:日本代表

五十嵐創(サッカーダイジェスト)

2015年06月11日

「11はガンバでもつけたことがある番号なので愛着があった」

3月のウズベキスタン戦で待望のA代表初ゴール。その後のJリーグ、ACLでの活躍は目覚ましく、指揮官からも大きな期待を寄せられている。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 もちろん、守備面での貢献や「引き出す動き」も疎かにはできない。

 ただ、持ち味である得点力を活かすために、ある程度ビルドアップは後ろの選手に任せ、ゴールを狙える位置で勝負する。「出た時にインパクトを残せばスタメンにつながるし、代表に不可欠な存在になれると思っていた」という3月シリーズ同様、ゴールで存在感を示すつもりだ。

 
 そうしたこだわりとは無関係だが、宇佐美が選んだ背番号は「11」。長く日本代表を牽引した三浦知良(現・横浜FC)がつけていたナンバーだ。
 
「それしか空いてなかったんですよ。3がいいかなと思ったけど、それはやりすぎかなと。11はガンバでもつけたことがある番号なので愛着があったし、枠が決まっていなければ39とか33とかつけたいなと思ったんですけど、それもできないということで。余っているなかでは11かなと」
 
 本人は意識していないものの、観る側の感覚は違う。日本代表の「11」と言えば、間違いなくエースナンバー。宇佐美自身が大きなポテンシャルを秘めた素材なだけに、なおさら期待は高まる。
 
「やっぱり出番をもらったら結果を出さないと代表に呼ばれ続けることはできないと思いますし、出ればチームに得点をもたらすプレーを心がけてやりたい」
 
 Jリーグ、代表とあらゆる試合で結果を残す宇佐美が、満を持して挑む6月シリーズの2試合――。23歳の新鋭アタッカーが、日本代表での新たな11番像を作り上げる第一歩になるのかもしれない。

取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェスト編集部)
【関連記事】
【イラク戦プレビュー/予想スタメン付き】予行演習からいきなり本気モード!? 3トップは本田、岡崎、宇佐美か
「宇佐美の充実ぶりはドイツでも注目の的」スカウト担当・リティが語る宇佐美の進化と推奨する移籍先
【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「本田のミランへの貢献度をデータで計ってみよう」
本田がオーストリア3部のSVホルンを買収。一大プロジェクトの狙いとは?
【日本代表】「サイドで出たい」激戦区に挑む原口元気の覚悟
【イラク戦前日会見】ハリルホジッチ監督「チームにはたくさんの競争があり、ベストメンバーというものは存在しない」
日本代表でも高まる期待! 宇佐美貴史の「進化」をフィジカル面から解き明かす

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ