MF
10　堂安　律　７（79分OUT）
「久保の先制点をアシストして、自らPKも決める。日本の全２得点に絡む活躍ぶり。プレーの一つひとつが自信に満ち溢れているのもいい。アシストの場面で酒井の縦パスを引き出した時もそうだけど、68分に相手を退場に追い込んだ動き出しなど、敵の背後を突く鋭さ、タイミングが見事。あと、初戦よりも久保との距離感もさらに良くなっている感じで、やっぱりこのふたりが連動すると、日本の攻撃はワンランクもツーランクもアップするね」

MF
16　相馬勇紀　6.5（65分OUT）
「敵陣ペナルティエリア内での果敢な仕掛けで相手のファウルを誘ってPK奪取。求められる役割を遂行したというか、自分のストロングポイントを最大限に活かして、勝利に貢献。守備面の頑張りも印象的だった」

MF
17　田中　碧　６
「つなぎだったり、相手のマークだったり、“シンプル・イズ・ベスト”な感じで、ミスなく無難にこなしていた。『無難』っていう言葉は、もしかしたら悪いイメージを与えるかもしれない。ただ彼の実力を考えたら、もっと目立っていいと思う。もっと思い切った選択をしてもいいような気がする。持っている力の半分ぐらいしか見せていないんじゃないかな。全体のバランスを考えて遠慮しているのだろうか。フランス戦では“これぞ田中碧”というダイナミズムを期待」

FW
19　林　大地　6.5（79分OUT）
「２列目を活かすキープやポストプレー、守備の“スイッチ”を入れる精力的な走り。最前線の選手として、やるべきことをハイレベルにこなしてみせた。あとはゴールだけ。チャンスがないわけではないので、次は決めてくれるはず」
 

＜途中出場＞
FW
９　前田大然　5.5（65分IN）
「目に見える結果が欲しいところ。たしかに自慢のスピードは攻守で生かされているけど、ゴール以外のところで評価されても、本人としても嬉しくないんじゃないかな。今ひとつ、乗り切れていない感じがする。まずは１点取って、良い流れを引き寄せたい」

MF
11
三笘　薫　―（79分IN）
「ようやくプレーできる状態にまで戻ってきたことが、なによりの収穫。スタメンから見てみたい選手だけど、焦る必要はない。決勝まで６試合あるし、グループステージを突破しても、まだ連戦は続く。必ずこのJ屈指のドリブラーが必要とされる状況、活躍する瞬間があるはず。日本は久保、堂安だけじゃないぞ、と。それを証明してくれるひとりだよ」

FW
18　上田綺世　―（79分IN）
「南アフリカ戦に続いて、途中出場。限られたプレータイムのなか、できることはそれほど多くはなく、見せ場もほぼなし。ただ、準々決勝以降を見据えて、準備を整えておいてほしい。今は雌伏の時。このまま終わるとは思えない」

監督
森保　一　７
「グループで最も手ごわいと見られていたメキシコ戦に勝って、連勝へと導いた。劣勢となって１失点した後半途中からの戦い方に課題が見えたかもしれないけど、短期決戦で重視すべきは、内容よりも結果。良いサッカーをしても引き分けでは意味がない。２試合を終えて勝点６。それがすべてだ」

※MAN OF THE MATCH＝この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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