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「冨安選手や遠藤選手がいたクラブだよねと」営業時の知名度に大きな変化が?【STVVの野望】

カテゴリ:連載・コラム

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年07月26日

「現地との意思疎通は難しいですね」

STVVで成長を遂げ、いまや日本代表の主軸となった遠藤航と冨安健洋。彼らの活躍がクラブの営業面にも大きな影響を及ぼしているようだ。(C)Getty Images

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――ベルギーで活動するチームから遠く離れた日本で働くことの難しさはありますか?

「時差は厄介です。午前中にどうしても確認したい案件があっても、現地は夜中なので連絡がつきません。意思疎通も難しいですね。我々と現地で認識の違いが生まれることなんてしょっちゅうありますよ(笑)」

――松岡さんの具体的な仕事内容は?

「いまは事業部長という立場なので営業、広報、事業開発などすべての事業を統括しています。役職に就く前は営業マンとして、クライアントとのコミュニケーションを増やすために、ちょっとしたことでもお客さまのところに足を運んでいました。そして、夕方ぐらいに会社に戻って、それから資料作りをするという流れでしたね。一般企業の営業職とほとんど変わらないと思いますよ」

――では、サッカークラブで働いていることを実感する瞬間は?

「やっぱり選手と関わる仕事をした時ですね。以前、採用に悩んでいる企業とのタイアップで、『人生の岐路に立たされた際にどのような判断をすべきか』というテーマで座談会を行ないました。サッカー選手は移籍も多いですし、決断力は一般の人よりも磨かれているはず。そんな考えから生まれた企画でした。撮影した動画は企業が『YouTube』にアップしたり、説明会や入社式などで使用したりしていました」
――仕事でやりがいを感じる瞬間は?

「クラブの注目度が上がっていることを実感した時ですね。プロジェクト発足当初は知名度も低く、クライアントにもなかなか会ってもらえませんでした。ただ、いまでは『冨安選手や遠藤選手が所属していたクラブだよね』などといった会話ができるようになりました。日本代表選手がいるのは営業面でも大きな武器と言えますね」

――今後のビジョンを教えてください。

「チームがひとつでも上の順位に入って、欧州カップ戦に出場できるようにジャパンブランチとしての役割を果たすことです。事業部としては、やりたいことに挑戦できる環境作りをしていきたいですね。スタッフ内でも、ずっとサッカークラブで働きたいと考えている人もいれば、将来的には違う道に進みたいと考えている人もいると思います。そういったスタッフたちが夢を叶えられる土壌を作りたい。サッカーに関わる事業がベストですが、そうでなくても構わないと思います」

※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年8月5日号より転載・加筆
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