【神戸】J1でのホーム100勝は目前だが…“ノエスタで勝てない”悪癖を改善できるか

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年05月31日

なによりも欲しいのは勝点3。

ノエスタで必死に選手たちを応援するサポーター。J1でのホーム100勝を待ち遠しにしている。(C) SOCCER DIGEST

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 しかし、厳しい言い方をすれば、ファーストステージ残り3戦となった現状で重要視されるのは内容よりも結果だ。この日の敗戦で順位は12位まで落ち、降格圏の17位清水とは勝点3差。それも残り3戦の相手はG大阪、浦和、横浜と上位陣との試合が続く。ホームで勝てない悪癖を早急に克服しなければ、セカンドステージでも躓き、降格の危機に瀕することも考えられる。
 
 ただ勝てない具体的な要因が明確でない点が、この問題をややこしくしている。はっきりとした課題があれば、そこを修正する対応策を打てるが、なぜ? どうして? と考えているうちに成績がこのままズルズルと下降線を辿っていく可能性もある。
 
 現にホームでの成績に関して質問が及ぶと、
「ホームの勝数が少ないことは、通常のフットボールの常識というか、習慣ではないと思う。今日の試合だけでなく多くのチャンスを決められず、相手の少ないチャンスで失点してしまい、勝てずにいると思う」(ネルシーニョ)
 
「決定力不足があると思うが、具体的に何が原因かは分からない」(チョン・ウヨン)と、明確な答えは誰からも返ってこない。
 
 この難題をチーム一丸となって解決できるか。次回のホーム戦は16節の浦和戦(6月20日)。現在首位に立つ強敵を相手に難しいミッションであることは明白だ。だが、J1でのホーム100勝にリーチがかかっている状況なだけに、サポーターのためにも意地を見せてほしい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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