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「日本は戦術が洗練されている」五輪代表をスペイン人アナリストはどう見た? 「久保を活かすには…」

カテゴリ:日本代表

アドリアン・ブランコ

2021年06月20日

「ポストプレーや機動力で光るものを見せていた」選手は?

 タケが得意とするのは、ボールを足下に置いてドリブルを仕掛けるプレーだ。したがって持ち味をフルに発揮させるには、そうした彼の特性を踏まえた戦術的な環境を用意する必要がある。

 要はゴール前、ペナルティエリアの角付近でいかにボールを持たせるかだ。とりわけ最終局面でゴールに向かうドリブルは相手チームにとって大きな脅威となり、スペースや時間が限られていても、アジリティやスキルを駆使して密集を打開してしまう。ジャマイカ戦でのゴールはそんな彼の特徴をよく表していた。
 
 もちろん活躍の前提として周囲の選手との円滑な連携の構築がある。わたしが見た試合では、キョウスケ・タガワ(田川亨介)がポストプレーや機動力で光るものを見せていたが、彼も含めて前線の組み合わせをどうするかが重要なポイントになってくるのは間違いない。

 タケはあくまで仕掛けてなんぼの選手であり、プレーメーカーではない。彼が攻撃を操って周囲を走らせるのではなく、周りが仕掛けやすいシチュエーションを作ることが、その活躍、ひいてはチームの躍進に繋がってくるはずだ。

文●アドリアン・ブランコ(戦術アナリスト)
翻訳●下村正幸

[プロフィール]
アドリアン・ブランコ/サッカー分析に特化したサイト『エコス・デル・バロン』で研鑽を積んだ後、フリーに。サッカー情報サイト『Marcadorlnt』に定期的にスカウティングレポートを寄稿する戦術アナリストで、プロのスカウトでもある。

 
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