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金田喜稔がキルギス戦を斬る!「看過できない川辺の奪われたあとの振る舞い。次をイメージしていたのか」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月16日

厳しい言い方をすれば、原口は評価を下げてしまった感も

本来の実力を出し切れなかった原口。このままトーンダウンせず、意地を見せてほしい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 最終予選を考えたとき、間違いなく2次予選より圧力をかけてくるだろう相手に対し、せっかく奪い返したボールをすぐ敵に渡してしまえば、失点につながる危険性がある。2次予選のレベルではそうならないかもしれないけど、最終予選ではひとつでもそうしたプレーはなくしたい。

 最初の段階で、ボールを奪われるのはしょうがない。ミスは誰にでも起こる。守備への素早い切り替えも川辺はできている。でも、切り替えて戻っている時に、奪い返したあとのことをイメージしていたのか。戻りながらも、マイボールにしたらどこにパスを出すか、次を考えて周りを見ていたのか。川辺はそこまで首をふっていなかったように見えた。

 ボールを奪われた瞬間に、メンタルも切り替えてプレーしなければならない。それができなければ、最終予選やワールドカップ本番でもポジションは取れないと思う。

 繰り返しになるが、攻撃センスは素晴らしいものがある。ミドルも打てる。パスの精度も高い。だからこそ、もうひとつレベルを上げるために、Jの舞台でもいろんなことを想定しながら、もっと厳しく自分を律してプレーしてほしい。

 五輪が終われば、若い選手たちが本格的にA代表に組み込まれて、また熾烈な競争が始まる。勝ち残っていくのは簡単ではない。その意味で心配なのが、原口だ。

 今回の代表活動で、原口らしいプレーをどれだけ見せることができただろうか。厳しい言い方をすれば、評価を下げてしまった感さえある。キルギス戦では、クラブでもやっているトップ下で起用されたけど、際立つプレーが少なかった。これまで彼が見せてきたものと比較すれば、あまりにも物足りなかった。

 攻撃陣も将来性ある若手が育ってきている。危機感は当然あるだろうけど、それを払拭するだけのパフォーマンスは示せなかったと思う。まだまだできるはずの選手。このままトーンダウンせず、意地を見せてほしい。
 
 計5試合が組まれた5・6月シリーズも、このキルギス戦で終わった。いろんな方々の尽力があって、このコロナ禍でも大きな問題もなく試合を開催することができた。それは本当に感謝したいと思う。

 次はオリンピック、そして9月にはいよいよ最終予選が始まる。今後もしっかりと日本サッカーを応援していきたいね。

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