初挑戦のイタリアか、ロンドンにこだわるのか――。
今夏の主役候補(14)
ペトル・チェフ(GK/チェルシー)
ティボー・クルトワに正GKの座を奪われ、今夏の退団は確実だ。チェルシーとの契約はまだ1年残っているものの、クラブ首脳陣は11シーズンに渡ってチームを支えた守護神に敬意を払い、移籍をすでに容認している。実績と実力を考えれば格安と表現できる1000万ポンド(約17億円)程度のオファーでも、おそらく交渉の席につくだろう。
34歳になったとはいえ、いまだ世界屈指の実力を誇る。GK探しに奔走するクラブにとって最適の人材だ。有力な新天地の候補に挙がるのは、インテルとローマのイタリア勢で、とりわけローマが積極的に動いていると伝えられる。
もうひとつが、チェルシーにとっては同じ街のライバルにあたるアーセナル。イングランド発の情報によれば、家族が長年住み慣れたロンドンでの生活を希望しているようだ。
チェルシー側に慰留する意思が本当にないのならば、鍵を握るのはなにより本人の意向。チェコ語と英語の他に、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語を話すマルチリンガルだけに、言葉の壁もない。
初挑戦のイタリアを選ぶのか、ロンドンにこだわるのか、それとも別の選択肢を探るのか――。
ヘッドギアがトレードマークのベテランGKが、今夏、大きな決断を下す。
ペトル・チェフ(GK/チェルシー)
ティボー・クルトワに正GKの座を奪われ、今夏の退団は確実だ。チェルシーとの契約はまだ1年残っているものの、クラブ首脳陣は11シーズンに渡ってチームを支えた守護神に敬意を払い、移籍をすでに容認している。実績と実力を考えれば格安と表現できる1000万ポンド(約17億円)程度のオファーでも、おそらく交渉の席につくだろう。
34歳になったとはいえ、いまだ世界屈指の実力を誇る。GK探しに奔走するクラブにとって最適の人材だ。有力な新天地の候補に挙がるのは、インテルとローマのイタリア勢で、とりわけローマが積極的に動いていると伝えられる。
もうひとつが、チェルシーにとっては同じ街のライバルにあたるアーセナル。イングランド発の情報によれば、家族が長年住み慣れたロンドンでの生活を希望しているようだ。
チェルシー側に慰留する意思が本当にないのならば、鍵を握るのはなにより本人の意向。チェコ語と英語の他に、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語を話すマルチリンガルだけに、言葉の壁もない。
初挑戦のイタリアを選ぶのか、ロンドンにこだわるのか、それとも別の選択肢を探るのか――。
ヘッドギアがトレードマークのベテランGKが、今夏、大きな決断を下す。