「サッカーは格闘技だと、勝澤先生は常々言っていました」
Jリーグや関東大学リーグなど、各カテゴリーの第一線で活躍する指導者を清水東は数多く輩出しているが、その理由を栗田監督に尋ねると「勝澤イズム」に言及した。「大先輩がたくさんいるなかで、自分が言うのもおこがましいけれど」と前置きしたうえで、こう続けている。
「サッカーは格闘技だと、勝澤先生は常々言っていました。そういうイズムがみんなの心にずっと残っていて、伝わっているんだと感じています。僕自身、一言では言い表わせないほど影響を受けました。緊張感のある練習の雰囲気を今でも覚えていますし、部員全員が本気で全国制覇を目指していた。パス1本にもこだわって、魂を込めて練習に取り組んでいた。間違いなく自分のサッカー観のベースになっていますね」
「サッカーは格闘技だと、勝澤先生は常々言っていました。そういうイズムがみんなの心にずっと残っていて、伝わっているんだと感じています。僕自身、一言では言い表わせないほど影響を受けました。緊張感のある練習の雰囲気を今でも覚えていますし、部員全員が本気で全国制覇を目指していた。パス1本にもこだわって、魂を込めて練習に取り組んでいた。間違いなく自分のサッカー観のベースになっていますね」
1966年から20年あまりにわたって清水東を率いた勝澤監督は、多くの教え子に影響を与え、指導者に限らず、Jクラブやサッカー協会のスタッフなど、日本サッカー界の発展に貢献する人材を輩出している。同監督もそもそも清水東OBだ。
多感な世代と言われる高校時代に自分の心を射抜くような衝撃は、その後の人生を大きく左右していく。清水東OBに限らず、自身の源泉が高校時代にあるという指導者はきっと多いことだろう。
取材・文●小室 功(オフィスプリマベーラ)
多感な世代と言われる高校時代に自分の心を射抜くような衝撃は、その後の人生を大きく左右していく。清水東OBに限らず、自身の源泉が高校時代にあるという指導者はきっと多いことだろう。
取材・文●小室 功(オフィスプリマベーラ)