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プロ分析官が東京五輪代表の6月シリーズを徹底分析! 選考サバイバルに生き残る18人を予想! 最も気になる選手は…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月13日

川崎のユーティリティープレーヤーに大注目!

U-24代表のキーとなるポジションは左サイドバック。杉崎氏は気になる選手に旗手の名を挙げた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 当然結果を求めつつ、内容も求めたガーナ戦とジャマイカ戦は、しっかりと0失点で終わらせて複数得点も奪えましたね。その2試合の前にA代表と試合ができたことも非常に良い経験になったと思います。

 A代表戦はOA枠3名を使わずに臨み、結果も内容も完敗でした。球際のデュエルで圧倒的に負け、自分たちがこれまで培ってきた攻撃でも良さが出せなかった。おそらくその後、ミーティングや選手間でコミュニケーションを取り、「このままじゃまずい」という意識が共有されたのでしょう。ガーナ戦は、OAが出場したこともありますが、球際でも強く、ほぼ全選手が目の前の相手だけではなく、後ろに戻ってサポートする姿勢が見え、結果にも繋がりました。これが6月の転換点となりました。

 いままではテクニカルな選手が多い2列目も足先でのプレーが多かった。しかし、A代表相手に通用しなかったことで、もっと繊細に頭と身体を使わなければいけないことを再確認させられた。ガーナ戦とジャマイカ戦は2列目の選手に意識の変化も見られました。メンバーの最終選考を兼ねた3試合は、OAの有無による連係面や融合性を試すうえで、有意義なテストマッチとなりましたね。
 
 私が6月の試合でとくに気になって見ていたのは旗手怜央選手。U-24代表の左サイドバックはいまだ選手が固定されておらず、今後キーとなるポジション。これまで古賀太陽選手や中山雄太選手など、様々な選手が起用されてきましたが、本来本職ではない旗手選手が直近の3試合中2試合に出場しています。

 ひとつ前のポジションの左サイドハーフは、三笘選手か相馬勇紀選手が務めることになるはずですが、こことの連係も重要です。とくに守備面での連係です。ジャマイカ戦の前半で旗手選手が抜かれそうになってファウルをしたシーンがあります。サイドハーフの戻りを待って挟み込むなどができないと、本大会では弱点にもなりかねません。

 ですが、旗手選手は中盤や前線でもプレーできるポリバレントな選手。仮に久保選手やボランチの選手が怪我をしてしまった場合、そちらにも移れることも含めれば有益な選手であることは間違いありません。また、周囲に田中碧選手と三笘選手がいてくれるとなると違和感なくプレーできるはずですし、川崎トリオのU-24代表での今後の連係も楽しみなところです。
 
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