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【ポジション別検証|CB編】別格の吉田&冨安コンビ。3番手に浮上したのは…。ロシア組も加わり激戦区に

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月06日

板倉、植田を追走する国内組。序列アップのポイントは?

U-24日本代表ではボランチとしての起用も見込まれる板倉。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 こうした中、3番手に躍り出た状況なのが、U-24世代の板倉滉(フローニンヘン)だ。5月28日の2次予選・ミャンマー戦(千葉)でも冨安の代役に抜擢され、吉田との好連携を見せたが、ガーナ戦でも後半途中から同じコンビを再結成。押し込んできた相手を確実に封じた。やはり今季オランダ1部で全試合フル出場という実績は非常に大きいのだろう。

「自分より強くて速い相手にどうやって対応していくかという駆け引きのところも楽しんで取り組みましたし、目の前の相手に負けないってところにフォーカスした1年は凄かった」と彼自身も大きな手応えを口にした。その板倉が鉄板コンビの牙城を崩すためには、さらなる欧州での高度な経験値を積み重ねる必要がある。マンチェスター・シティからレンタルされている彼にはそのチャンスがありそうだ。

 そこに挑んでいくのが、やはり欧州組の植田直通(ニーム)。3日の兄弟対決では昨季国内二冠の川崎フロンターレの主将・谷口彰悟とのコンビで若き集団を跳ね返した。その植田はご存じの通り、ロシアで出番なしに終わり、直後にベルギーのセルクル・ブルージュへ移籍。2年半を過ごして今年1月から欧州5大リーグのフランスにステップアップした。
 
「このままベルギーにいたら自分の成長はないかもしれないという危機感をずっと持っていた。フランスは少しの距離感ができるだけでも完全に失点してしまう。ポジショニングを間違ったらやられるという意識を持って戦っています」と、ディテールによりこだわりながら日々、取り組んでいるという。今季の出場は8試合とフル稼働したわけではないが、尻上がりに出番を増やし、来季は完全移籍に移行する予定だ。となれば、より高いレベルで自己研鑽を図れる。そのアドバンテージを生かせば、植田の序列アップも期待できそうだ。

 彼らを追走するのが、谷口、昌子、中谷進之介(名古屋)、畠中槙之輔(横浜)ら国内組。この中でロシアW杯をレギュラーで戦った昌子が最も鉄板CBに近いと見られたが、3日の兄弟対決を見る限りでは、現状は谷口の方が上。それは最近のJリーグでの出来が高く評価されているのだろう。昨季からの谷口の安定感と冷静さは素晴らしく、リーダーシップも際立っている。序列が上がったのも納得できるところ。実際、U-24代表相手にも無難な仕事ぶりだった。
 
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