自ら把握している現在地とは
同時に自身が注目されていることも理解したうえで、あえてこう口にすることにより自分自身に大きなプレッシャーをかけ、それをはね除けて有言実行するためにどうしたらいいかを考える。そして、思考と行動をした先に、求めていた成長を手にすることができる。
「僕はこの代表で失うものは何もない。それに僕はそこまで足下の技術があるわけではないからこそ、ボール奪取力、運動量で常にアピールしたいし、レベルの高い選手たちの中で自分の課題を磨いていきたい。今後、もっと活躍できるように全てにおいての質やスプリント、球際などを上げていきたいと思います」
「僕はこの代表で失うものは何もない。それに僕はそこまで足下の技術があるわけではないからこそ、ボール奪取力、運動量で常にアピールしたいし、レベルの高い選手たちの中で自分の課題を磨いていきたい。今後、もっと活躍できるように全てにおいての質やスプリント、球際などを上げていきたいと思います」
この言葉で分かるように、彼は単純に背伸びをしているわけではなく、きちんと自身の現在地を把握している。冷静に、かつ情熱的に。注目を浴び続けるプレッシャーを自分なりの方法で力に変えて力強く歩んでいく松木の視線の先には、自らが求める未来像が常に明確にあり続ける。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【高校サッカーPHOTO】中村俊輔、本田圭佑、大迫勇也ら選手権に出場した若かりしサムライ戦士をプレーバック!
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【高校サッカーPHOTO】中村俊輔、本田圭佑、大迫勇也ら選手権に出場した若かりしサムライ戦士をプレーバック!