新シーズンから指揮を執るトゥヘル新監督が去就の鍵を握る。
今夏の主役候補(8)
マッツ・フンメルス(DF/ドルトムント)
「いまは自分の将来を考えている」
3月に『キッカー』誌に掲載されたこのコメントや、恩師ユルゲン・クロップの退任表明が引き金となり、退団説が取り沙汰されている。
ドルトムントを牽引するキャプテンが、クラブに愛着を感じているのは確かだ。しかしその一方で、以前から将来的な国外移籍に興味を示してもきた。
去就の鍵を握るのは、クロップの後任として来シーズンから指揮を執るトーマス・トゥヘルだ。チームの再建を託されたこの新監督が退団を容認すれば、今夏の移籍が一気に現実味を帯びる。
ただ、メガクラブが争奪戦を繰り広げた1~2年前と比べて、マッツ・フンメルスの市場価値は落ちている。失点に直結するミスが目立った今シーズンのパフォーマンスが価値下落の主な理由で、以前のような“超売り手市場”ではなくなっているのだ。
現時点で具体的な動きを見せているのは、ワールドクラスのCBを求めるマンチェスター・ユナイテッドくらい。そのプレミアの雄にしても、用意している移籍金は3000万ユーロ(約42億円)程度と見られ、ドルトムント側が交渉のスタート地点として設定した4500万ユーロ(約63億円)とは大きな開きがある。
本人が望む国外移籍は来夏以降に持ち越しとなっても不思議はない。
マッツ・フンメルス(DF/ドルトムント)
「いまは自分の将来を考えている」
3月に『キッカー』誌に掲載されたこのコメントや、恩師ユルゲン・クロップの退任表明が引き金となり、退団説が取り沙汰されている。
ドルトムントを牽引するキャプテンが、クラブに愛着を感じているのは確かだ。しかしその一方で、以前から将来的な国外移籍に興味を示してもきた。
去就の鍵を握るのは、クロップの後任として来シーズンから指揮を執るトーマス・トゥヘルだ。チームの再建を託されたこの新監督が退団を容認すれば、今夏の移籍が一気に現実味を帯びる。
ただ、メガクラブが争奪戦を繰り広げた1~2年前と比べて、マッツ・フンメルスの市場価値は落ちている。失点に直結するミスが目立った今シーズンのパフォーマンスが価値下落の主な理由で、以前のような“超売り手市場”ではなくなっているのだ。
現時点で具体的な動きを見せているのは、ワールドクラスのCBを求めるマンチェスター・ユナイテッドくらい。そのプレミアの雄にしても、用意している移籍金は3000万ユーロ(約42億円)程度と見られ、ドルトムント側が交渉のスタート地点として設定した4500万ユーロ(約63億円)とは大きな開きがある。
本人が望む国外移籍は来夏以降に持ち越しとなっても不思議はない。