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プロ大注目の2年生、大迫塁が神村学園を全国へ導く決勝弾! 逸材を進化させた「松木の言葉」と「Jクラブで得た手応え」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年05月30日

意識改革に着手。ゴールへの積極性を呼び覚まして──

神村学園は4大会連続6回目のインターハイ出場を決めた。写真:松尾祐希

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 当時から課題と言われていたゴールへの意欲。大迫と同じように入学当初から注目されていたMF松木玖生(青森山田/3年)は、誰よりも得点に拘り、1年時の選手権では4得点を奪ってチームの準優勝に貢献した。そうした先人たちの歩みを踏まえれば、ゴールで期待に応えることが注目選手の宿命。ただ、注目度が高まれば求められるハードルはより上がるだけに、結果を残す作業は一筋縄ではいかない。

 いったいどのようにして、大迫は短期間で変貌を遂げられたのか。さまざまな事象で大いに刺激を受け、本気で変わろうとしたからだ。注目株にとって、ターニングポイントはふたつあった。

 選手権で敗退した後、大迫は交流があった松木と話す機会を得た。そこで感じたのが、ゴールへの積極的な姿勢だ。

「玖生君が意識しているのは得点。それを(2得点に終わった)選手権が終わった瞬間から考えていたので、すごいなと思いました。その当時、自分は(選手権で上手くいかなくて)自信をなくし、ボランチでチームのために戦うことを考えていたんです」
 
 松木の言葉で気付かされた大迫は、意識改革をスタートさせる。そして2月上旬。J1クラブでの練習参加を体験し、自分の方向性が間違っていなかったと確信する。

「(トレーニングなどで)前を向けるシーンも多かったなか、前線で得点を取ったほうが自分の評価にもつながるし、中盤で点を取る選手のほうが重宝されるとあらためて思いました。また、意外に自分のプレーができたことで、『Jの舞台で早くやりたい』という気持ちも出てきたんです。もっとなにが必要かなというのを考え、(課題の)得点力やフィジカル面の強化も含め、よりなにをやっていくべきなのかも見えてきました」

 松木の言葉で目覚め、Jクラブの練習で得た手応え。シーズン開幕後もその感覚を失わず、トップ下で堂々たるプレーを見せてきた。今予選では初戦以降ゴールから遠ざかっていたが、大一番の土壇場で結果を残せたのは、明らかな成長の証だろう。

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