シメオネが口にすることは誰も反論しない。なぜなら…
繰り返すが、すべてシメオネ流を貫いて、である。パンデミアによる被害は別として毎シーズン、チームをチャンピオンズ・リーグ出場に導くという目標を達成することでクラブの経営の健全化に寄与し、時にはマドリーとバルサの2強時代に風穴を開けてきた。
ロッカールームを牛耳るだけでなく、クラブのマネジメントにおいても強い発言権を有する。シメオネが口にすることは誰も反論しない。なぜならその言葉そのものがエスクード(エンブレム)を体現しているからだ。それはトップの人間も、末端のスタッフも関係ない。
アトレティコの監督としての通算勝利数はアラゴネスの308に対し、シメオネが327。通算タイトル獲得数は、アラゴネスの7に対し、シメオネが8。唯一通算出場数についてはアラゴネスの612に対し、シメオネが527と今なおリードされているが、現在到達した圧倒的なステータスを考えれば、この記録も更新するのは時間の問題だろう。そう、チョロは名実ともにルイスの同伴者に上り詰めたのだ。
文●エンリケ・オルテゴ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
ロッカールームを牛耳るだけでなく、クラブのマネジメントにおいても強い発言権を有する。シメオネが口にすることは誰も反論しない。なぜならその言葉そのものがエスクード(エンブレム)を体現しているからだ。それはトップの人間も、末端のスタッフも関係ない。
アトレティコの監督としての通算勝利数はアラゴネスの308に対し、シメオネが327。通算タイトル獲得数は、アラゴネスの7に対し、シメオネが8。唯一通算出場数についてはアラゴネスの612に対し、シメオネが527と今なおリードされているが、現在到達した圧倒的なステータスを考えれば、この記録も更新するのは時間の問題だろう。そう、チョロは名実ともにルイスの同伴者に上り詰めたのだ。
文●エンリケ・オルテゴ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
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