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「僕が痛いほうがまだいいや」日本代表GK権田修一は、いかに至近距離からのシュートを克服したのか?

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2021年06月07日

「点を取られたあと、それはGKにとって…」

日本代表でも活躍する権田。言葉には説得力があり、イベントに参加した多くの参加者が熱心に耳を傾けた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 ほかの質問に対する回答でも「GKの責任」という言葉を何度も使っていた。今のそうした責任感の強さは、この経験が大きく影響したのだろう。

 ミーティングの最後のメッセージとして、権田は事前に目を通していた質問からひとつを取り上げ、次のように語った。

「『点を取られた時にどんな心境か?』という質問がありました。点を取られたあと、それはGKにとっていちばん苦しい時間です。ただ、GKというのは失点しただけでの交代は基本的にないです。だから、開始1分でミスをしても、試合が終わるまでずっとゴールに立ち続けないといけません。
 
 これからみんながエスパルスのゴールに立った時に僕がいちばん見たいのは、もし失点したあとでも『エスパルスのGKってみんな元気だな』『エスパルスのGKって失点しても絶対に下を向かないで一所懸命に最後までやるんだな』と言われるような姿です。

 年齢に関係なく誰でもできることだし、エスパルスのゴールを守る選手は、いつも気持ちが強い、絶対に諦めない。そうあってほしいし、僕もそういう姿をみんなにずっと見せ続けたいと思っています。みんなも早く権田選手を引退させられるように頑張ってください」

 ここで紹介したほかにも多くの金言があった今回のイベント。森保ジャパンでもっとも出番の多いGKの言葉だけに、誰よりも説得力がある。それを聞いた10~18歳のGKは何を感じ、これからどう変わっていくのか。引退までとは言わないが、権田をベンチに追いやるほどの成長を楽しみにしたい。

取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
 
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