伊東、鈴木、鎌田を抑えてのMVP選出理由は?
両サイドバックは山根、佐々木の国内組が起用された。韓国戦とほぼ同じ先発メンバーだったモンゴル戦では松原健と小川諒也。欧州組で招集確実といえるのは酒井だけなので、サイドバックは国内外を問わず競争の激しいポジションといえる。とくに左サイドは決定版がない。長友佑都の後継者を見つけることは代表の大きな課題になっている。
GKも権田がファーストチョイスになっているが絶対感はない。欧州組でも国内組でも、GKと左サイドバックは人材不足という現状がある。
GKも権田がファーストチョイスになっているが絶対感はない。欧州組でも国内組でも、GKと左サイドバックは人材不足という現状がある。
MVPはブンデスリーガのデュエル王、遠藤。日本人はデュエルに弱いというイメージを完全に覆した。シュツットガルトではほとんどの試合に先発フル出場の不可欠な存在であり、日本代表でも欧州遠征からそうなっている。
中盤の底を1人で担当できる、これまでにはなかったタイプでもある。遠藤がいれば、攻撃的なインサイドハーフ2人との組み合わせもできるので、その点でも貴重だ。伊東、鈴木、鎌田の活躍もインパクトがあったが、総合力で遠藤になる。
文●西部謙司(サッカージャーナリスト)
中盤の底を1人で担当できる、これまでにはなかったタイプでもある。遠藤がいれば、攻撃的なインサイドハーフ2人との組み合わせもできるので、その点でも貴重だ。伊東、鈴木、鎌田の活躍もインパクトがあったが、総合力で遠藤になる。
文●西部謙司(サッカージャーナリスト)