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強力助っ人合流に続き、イニエスタが復帰! 神戸の最終形態は“えげつない”ドリームチームの誕生か?

カテゴリ:Jリーグ

白井邦彦

2021年05月02日

攻撃的でよりエキサイティングな布陣はやはり4-3-3だ

 だが、昨年とは大きく違う点がある。それはセルジ・サンペールの存在だ。昨年のACLでは外国籍選手登録枠(3人)から外れ、サンペールは大会に参加していない。それまではサンペールをアンカーに配し、山口とイニエスタをインサイドハーフに置く4−3−3だったが、ACLではサンペールの代役が見つからず4−4−2へとシフトした経緯がある。

 ただ、広島戦では4−2−3−1を採用した。三浦淳寛監督はその理由を「アンドレスが入るのと同時に(中略)我々はクリーンシートで終えたかったので中央を閉めた。外でボールを持たれる分にはそれほど怖さはないと思ったので、中央を閉めるために布陣を少しいじりました」と説明している。これを鵜呑みにするなら、4-2-3-1は3-0の状況を踏まえた臨時的な布陣。そう解釈すれば、イニエスタ復帰後のシステムは、現行の4-4-2か、サンペールをアンカーに置く4-3-3かの二択になる。もちろん、中盤が流動的に動く神戸のサッカーにおいて、あくまでスタートポジションの話ではあるのだが……。
 
 現在12試合で10失点と堅い守備を誇っている神戸は、このバランスをできるだけ崩したくはないだろう。そう考えれば、山口とサンペールのダブルボランチ、右にマシカ、左にイニエスタ、2トップは古橋とリンコンという配置が最良の選択のように思える。

 だが、もっと攻撃的でエキサイティングな布陣はやはり4−3−3だ。アンカーにサンペール、インサイドハーフに山口とイニエスタ、右ワイドに古橋、左ワイドにマシカ、1トップにリンコンもしくはドウグラス。机上の空論に過ぎないが、この布陣で攻守のバランスがうまく整えば“えげつないチーム”になるのは明らかだろう。そんな夢を垣間みられたのが、イニエスタが復帰した広島戦だった。

取材・文●白井邦彦(フリーライター)

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