「スーパーに入れるのは無理がある」と揶揄されたトッテナムは騒ぎに紛れてモウリーニョを…
一方で、不名誉に傷つけられながらも、ひっそりと“処理”を済ませたクラブもある。トッテナムだ。
まず、この発表がなされたとき、多くのファンが「トッテナムはBIG6なのか?」と皮肉を口にした。ESLに招待された理由は、素晴らしいスタジアムを持っていることが最大の理由、と揶揄するような声もSNS上では見られた。特に多かったのは「彼らをスーパーに入れるのは無理がある」といった声だったが……。
その後、プレミアのクラブが次々に離脱し始めたときには、「残っているのはトッテナムだけなので、何年かぶりに何かを勝ち取るチャンス!」といったジョークの応酬に苦笑いしてしまった。
だが、彼らはこの騒ぎの裏で、ジョゼ・モウリーニョを解任している。ESLの話題がなければ、糾弾はより激しさを増していたことだろう。思いがけない盾ができ、チームは余りダメージを受けなかったといえる。
ちなみに、トッテナムに加えてアーセナルもまたESLに招待される理由が分からないという声が目立った。彼らは現在10位だ。7位のトッテナムよりも下にいるのである。
まず、この発表がなされたとき、多くのファンが「トッテナムはBIG6なのか?」と皮肉を口にした。ESLに招待された理由は、素晴らしいスタジアムを持っていることが最大の理由、と揶揄するような声もSNS上では見られた。特に多かったのは「彼らをスーパーに入れるのは無理がある」といった声だったが……。
その後、プレミアのクラブが次々に離脱し始めたときには、「残っているのはトッテナムだけなので、何年かぶりに何かを勝ち取るチャンス!」といったジョークの応酬に苦笑いしてしまった。
だが、彼らはこの騒ぎの裏で、ジョゼ・モウリーニョを解任している。ESLの話題がなければ、糾弾はより激しさを増していたことだろう。思いがけない盾ができ、チームは余りダメージを受けなかったといえる。
ちなみに、トッテナムに加えてアーセナルもまたESLに招待される理由が分からないという声が目立った。彼らは現在10位だ。7位のトッテナムよりも下にいるのである。
喜怒哀楽の激しいイングランドのサポーターだが、ESLが事実上、稼働しないことに対しては安堵している。ファンの間では、「オーナーが弱っているのだから、どうせならハーフタイムにビール無料提供を約束させればよかった」という声があがるほど、楽観的になっている。彼らの愛するフットボールは、守られたということでいいのだろう。
それにしても、ESLの騒ぎは嵐のように去っていった。今後、またこうした構想が生まれた時にはサポーターが一致団結し、彼らのフットボールを守ることになるのだろう。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
STEVE MACKENZIE
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
それにしても、ESLの騒ぎは嵐のように去っていった。今後、またこうした構想が生まれた時にはサポーターが一致団結し、彼らのフットボールを守ることになるのだろう。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
STEVE MACKENZIE
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。