川崎――昨季は豊田スタジアムで初黒星を喫しただけに
J1リーグ22節
名古屋グランパス―川崎フロンターレ
4月29日(木)/15:00/豊田スタジアム
川崎フロンターレ
今季成績(12試合終了時):1位 勝32 10勝2分0敗 30得点・8失点
名古屋グランパス―川崎フロンターレ
4月29日(木)/15:00/豊田スタジアム
川崎フロンターレ
今季成績(12試合終了時):1位 勝32 10勝2分0敗 30得点・8失点
12試合を終えて無敗。今季も強さを発揮している川崎にとっても重要なゲームである。ACLの日程の都合上、勝点3差で2位につける名古屋との連戦に臨む異例のスケジュール(29日に先だって22節を行ない、5月4日に12節として今度は等々力で再び名古屋と対戦する)。
名古屋は言わずもがな、12試合中10試合をクリーンシート、12試合で3失点と堅守が売りだ。フィッカデンティ監督の下で磨きをかけたディフェンスをどう上回るかが、大きなポイントである。
ホームで1-1で引き分けた10節の広島戦からは中10日で臨む。チームは心身をリフレッシュさせつつ、攻撃のさらなるクオリティアップに取り組んで来た。戦列を離れていた旗手怜央、ジョアン・シミッチが復帰を果たしたのもポジティブな要素である。
特に今季、名古屋から川崎に加入したJ・シミッチにとっては初の古巣戦。期する想いもあるだろう。
4-3-3の川崎に対し、名古屋は4-2-3-1。トップ下で“元川崎”の齋藤学や阿部浩之が先発すれば、J・シミッチとマッチアップする形になるだけに興味深い。
加えて田中碧と稲垣祥、三笘薫と宮原和也、山根視来と相馬勇紀、レアンドロ・ダミアンと名古屋のCBコンビ・丸山祐市、中谷進之介、家長昭博と吉田豊ら注目のバトルは数多い。
鬼木達監督も「こだわるべきゲームだと思っています。38分の1とか2ではなくて、順位が近いところにいて、昨年はアウェーで負けていますし、それも含めて考えたら成長していく上では必ず倒さなければいけない相手です」と気合いを漲らせつつ、「一人ひとりがプライドを持って戦うと思うので、お互いに見せ場だと思います。見ごたえある面白いゲームになると思います」と期待を抱かせる。
昨季、3敗のみだった川崎に初めて土を付けたのは名古屋だった。川崎は自慢のパスワークをソリッドな守備で対抗され、サイドを活用した素早い攻めを受けて0-1で敗れている。その後のホームでの一戦は3-0でリベンジを果たしたが、アウェー・豊田スタジアムは、川崎にとって今季も“大きな壁”になるはず。
2連戦となるが、両指揮官ともに、まずは目の前の一戦にすべてを懸けることを強調している。
「そのあとにもゲームは続きます。ただ、プライドを懸けて戦うゲームであることに変わりはありません」(鬼木監督)
互いの持ち味が表われ、熱く高レベルに鎬を削るであろう戦いは“至高の一戦”になるに違いない。
構成●サッカーダイジェスト編集部
名古屋は言わずもがな、12試合中10試合をクリーンシート、12試合で3失点と堅守が売りだ。フィッカデンティ監督の下で磨きをかけたディフェンスをどう上回るかが、大きなポイントである。
ホームで1-1で引き分けた10節の広島戦からは中10日で臨む。チームは心身をリフレッシュさせつつ、攻撃のさらなるクオリティアップに取り組んで来た。戦列を離れていた旗手怜央、ジョアン・シミッチが復帰を果たしたのもポジティブな要素である。
特に今季、名古屋から川崎に加入したJ・シミッチにとっては初の古巣戦。期する想いもあるだろう。
4-3-3の川崎に対し、名古屋は4-2-3-1。トップ下で“元川崎”の齋藤学や阿部浩之が先発すれば、J・シミッチとマッチアップする形になるだけに興味深い。
加えて田中碧と稲垣祥、三笘薫と宮原和也、山根視来と相馬勇紀、レアンドロ・ダミアンと名古屋のCBコンビ・丸山祐市、中谷進之介、家長昭博と吉田豊ら注目のバトルは数多い。
鬼木達監督も「こだわるべきゲームだと思っています。38分の1とか2ではなくて、順位が近いところにいて、昨年はアウェーで負けていますし、それも含めて考えたら成長していく上では必ず倒さなければいけない相手です」と気合いを漲らせつつ、「一人ひとりがプライドを持って戦うと思うので、お互いに見せ場だと思います。見ごたえある面白いゲームになると思います」と期待を抱かせる。
昨季、3敗のみだった川崎に初めて土を付けたのは名古屋だった。川崎は自慢のパスワークをソリッドな守備で対抗され、サイドを活用した素早い攻めを受けて0-1で敗れている。その後のホームでの一戦は3-0でリベンジを果たしたが、アウェー・豊田スタジアムは、川崎にとって今季も“大きな壁”になるはず。
2連戦となるが、両指揮官ともに、まずは目の前の一戦にすべてを懸けることを強調している。
「そのあとにもゲームは続きます。ただ、プライドを懸けて戦うゲームであることに変わりはありません」(鬼木監督)
互いの持ち味が表われ、熱く高レベルに鎬を削るであろう戦いは“至高の一戦”になるに違いない。
構成●サッカーダイジェスト編集部