「久保外し」と「食事会」がヘタフェ復調の要因? 主力を温存するための“プランB”へ降格する苦境に…

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年04月28日

酷い状況に“震えていた”チームが…

ボルダラス監督(右)の原点回帰により、出番を失っている。(C) Getty Images

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 久保建英が所属するヘタフェは、14日にレアル・マドリー(0-0)、18日にバルセロナ(2-5)と中3日でリーガ2強と対戦し、前者から貴重な勝点1を奪取(内容では上回っていた)。

 そして22日には、岡崎慎司がプレーする18位のウエスカとの残留争い直接対決に挑み、2-0で勝利した。降格圏の18位バジャドリーと5ポイント差の15位と、まだ安心はできないものの、一時のどん底からは抜け出した印象だ。

 スペイン全国紙の『AS』は、10日のカディス戦を0-1で落とし、ビッグ2との対戦を前に、酷い状況に“震えていた”チームが立ち直った要因を2つ挙げている。

 ひとつは、マドリー戦の前に開かれた食事会で、「残留という共通の目標がどの個人よりも価値があることを明らかにするのに役立った」と伝えている。交代を命じられた選手がホセ・ボルダラス監督に対して不満を露わにする場面も散見されたヘタフェだが、改めて結束力を高めたのだろう。

【動画】久保が2点に絡み、メッシは圧巻の2G1A!バルサ対ヘタフェのハイライト
 ふたつ目が、バルセロナ戦をいわば“捨て試合”にしたことだ。ローテーションと下部組織の選手の起用で、“プランA”の主力選手を休ませたことで、「昨シーズンまでのヘタフェのスタイルとフォームを取り戻せた。他の2つのゲーム(マドリー戦とウエスカ戦)で彼らのアイデンティティを回復した」と記事は指摘。ハイプレッシャーやダイレクトプレー、危機管理をするディフェンスといった長所が戻ってきたと伝えている。

 残念ながら、バルサ戦でフル出場をし、マドリー戦とウエスカ戦では出番がなかった久保は“プランB”ということだ。攻撃で違いを作り出せる選手として冬に迎え入れられたものの、この日本の至宝を外した状態でチーム復調するという、厳しい状況に陥っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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