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プロ分析官が注目の一戦『FC東京×川崎』を徹底展望! 37回目の多摩川クラシコ、鍵を握るのは森重と…

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年04月10日

FC東京――控えに優秀な選手がいるのは心強い

FC東京のキーポイントは守備ではなく攻撃。控え選手も含め、3トップの躍動に期待。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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FC東京
今季成績(8節終了時):6位 勝点15 4勝3分1敗 14得点・11失点

【ポジティブ要素】
 ホームで2連戦目なので、移動がないのはかなり優位に働きます。またそのなかで、自宅でのルーティーンも含めてゆっくり準備ができる。これは、大事な一戦に向かううえで非常にポジティブな面だと思いますね。

 そのなかで、前線に主力が少しずつ戻ってきたというところも大きい。前節はレアンドロ選手と永井謙佑選手がベンチ入りをしましたし、前線にベンチメンバーを含めて5人いるという状況になった。ですから様々な切り札が使えそうです。

 この試合におけるFC東京のキーポイントは、守備ではなく攻撃。いかにホームで川崎を相手に点を取るかです。3トップはどうしても守備に追われることもあると思いますし、カウンターを仕掛けるスピード感を維持するのであれば、良いタイミングで控え選手を入れて、さらにスピードアップしなければいけない。そこで川崎のウイークポイントを突いていくには、裏に抜けられるアダイウトン選手、ディエゴ・オリヴェイラ選手、田川選手が積極的に力を発揮していくべき。そのうえで、彼らが疲れても控えに優秀な選手がいるのは心強いです。
 

【ネガティブ要素】
 前節一発レッドで退場となった渡辺剛選手が、最終ラインにいないのは不安要素です。中3日での試合で、この4バックの組み合わせの連携強化を行なう時間があまりなかったはずだからです。

 いまJリーグで一番得点力があるチームに対して、連携が足りないなかで守ることには不安がどうしても出てくる。渡辺選手がいないことが不安要素ではなく、普段慣れていない4人で川崎の攻撃を抑えなければいけない。この4人のなかで誰かが前に出たのにカバーがいないとか、ものすごく細かいミスが試合中に出てくるだろうなと。

 また、森重選手をアンカーかCBどちらで使うか悩んでしまっていることもひとつのネガティブ要素。前節から中3日で、実質リカバリーで2日間を費やさなければいけないとしたら1日しか準備する時間がない。そのなかで、どれだけチームの連携を高められるかが重要です。
 

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