森重の起用ポジションを要チェック!
今回で37回目を数える伝統の一戦、“多摩川クラシコ”が4月11日に味の素スタジアムで行なわれる。
『サッカーダイジェストWeb』では、Jリーグの各クラブでスカウティング担当を歴任し、2019年には横浜F・マリノスでチームや対戦相手を分析するアナリストとして、リーグ優勝にも貢献した杉崎健氏に、9節・FC東京対川崎フロンターレの勝負のポイントを伺った。
確かな分析眼を持つプロアナリスト界の第一人者は、注目の一戦をどう見るのか。予想してもらった布陣の解説、両チームのポジティブ・ネガティブ要素、注目選手を挙げてもらった。
――◆――◆――
『サッカーダイジェストWeb』では、Jリーグの各クラブでスカウティング担当を歴任し、2019年には横浜F・マリノスでチームや対戦相手を分析するアナリストとして、リーグ優勝にも貢献した杉崎健氏に、9節・FC東京対川崎フロンターレの勝負のポイントを伺った。
確かな分析眼を持つプロアナリスト界の第一人者は、注目の一戦をどう見るのか。予想してもらった布陣の解説、両チームのポジティブ・ネガティブ要素、注目選手を挙げてもらった。
――◆――◆――
【FC東京予想布陣 解説】
中3日での3連戦目。この試合の後に1週間空くので、おそらく疲労面に関しては考えていないはず。そういったことも考慮して、前節に近いメンバーにしています。
森重真人選手をアンカーに使うのか、CBで使うのかは監督としても悩みどころでしょう。川崎の攻撃の特長は中盤でボールを握り、真ん中やサイドを使って組み立てることなので、そこを抑えたいはず。そのうえで、森重選手をCBにして最終的に守ろうという判断もできますが、それよりも最終局面まで行かせないという方に焦点を当てたいのではないかなと考えています。
ただし、森重選手と東慶悟選手のダブルボランチの可能性もあります。そうなれば、東選手ではなくて、よりボランチ色の強いアルトゥール・シルバ選手という選択肢もありますが、ホームですし守るよりは攻めたいはずなので、前に出ていく推進力のある東選手が有力です。
右のサイドバックは、前節は中村拓海選手が起用されましたが、なんといっても三笘薫選手を抑えないといけない。若干の疲労感が残っている選手よりも、前節出ていないフレッシュな中村帆高選手が先発すると予想します。
【川崎予想布陣 解説】
左サイドバックを車屋紳太郎選手にした理由は、登里享平選手が怪我明けでここまで2試合連続で出場していて、連戦が続くなかで無理をさせない選択肢を取るのではないかと考えました。
旗手怜央選手の可能性もありますが、対峙するのはおそらく田川亨介選手。よりフィジカルが強く、登里選手よりも少し上背もある車屋選手の方が対応しやすいのではないかと思います。
前線はいつものメンバーです。もちろん、試合によって長谷川竜也選手が左ウイングで出たり、小林悠選手が右ウイングで出たりもしますが、ビッグマッチと捉えれば現状のベストメンバーで臨むのではないかと考え、この形を予想しました。
中3日での3連戦目。この試合の後に1週間空くので、おそらく疲労面に関しては考えていないはず。そういったことも考慮して、前節に近いメンバーにしています。
森重真人選手をアンカーに使うのか、CBで使うのかは監督としても悩みどころでしょう。川崎の攻撃の特長は中盤でボールを握り、真ん中やサイドを使って組み立てることなので、そこを抑えたいはず。そのうえで、森重選手をCBにして最終的に守ろうという判断もできますが、それよりも最終局面まで行かせないという方に焦点を当てたいのではないかなと考えています。
ただし、森重選手と東慶悟選手のダブルボランチの可能性もあります。そうなれば、東選手ではなくて、よりボランチ色の強いアルトゥール・シルバ選手という選択肢もありますが、ホームですし守るよりは攻めたいはずなので、前に出ていく推進力のある東選手が有力です。
右のサイドバックは、前節は中村拓海選手が起用されましたが、なんといっても三笘薫選手を抑えないといけない。若干の疲労感が残っている選手よりも、前節出ていないフレッシュな中村帆高選手が先発すると予想します。
【川崎予想布陣 解説】
左サイドバックを車屋紳太郎選手にした理由は、登里享平選手が怪我明けでここまで2試合連続で出場していて、連戦が続くなかで無理をさせない選択肢を取るのではないかと考えました。
旗手怜央選手の可能性もありますが、対峙するのはおそらく田川亨介選手。よりフィジカルが強く、登里選手よりも少し上背もある車屋選手の方が対応しやすいのではないかと思います。
前線はいつものメンバーです。もちろん、試合によって長谷川竜也選手が左ウイングで出たり、小林悠選手が右ウイングで出たりもしますが、ビッグマッチと捉えれば現状のベストメンバーで臨むのではないかと考え、この形を予想しました。