もちろん、大迫のパフォーマンスが上がり、良い状態で招集できれば、それに越したことはないけど、クラブの事情もあるし、必ずしも実現するとは限らない。そうした場合の次善策をどうするのか。直前で招集不可となって海外から別の選手を呼ぶのは難しいだろうし、そうなれば国内から別の候補を出さざるを得ないだろう。むしろ、こちらを気にしなければいけないかもしれないね。
ただし、大迫と同じような役割を求めても、今の日本でこなせるFWがいるかどうかは疑問だ。そうなると、大迫を招集できない時にどんなチーム、どんなサッカーで臨むのかも考えておかなければいけない。森保監督は、その辺りのイメージも持っておくべきだろうね。
そのうえ、国内でコンスタントに結果を残しているFWもそこまで多くない。24歳以下なら前田(横浜FM)、OAで見ても古橋(神戸)くらいなもの。昨シーズン終盤に固め打ちをした上田(鹿島)も今季はちょっと期待外れだ。大迫の状況も心配だけど、できるだけ森保監督に選択肢を増やしてあげられるような、国内組の躍動に期待したいね。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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