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プロ分析官が代表ウィーク明けの注目カード『名古屋×FC東京』を徹底展望! グランパス7連勝のカギを握るのは?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年04月02日

名古屋――他チームより長い調整期間が優位に働くか

開幕全勝中の名古屋は、代表ウィーク中の準備期間がプラスに働くか。一方で守備には不安点も…。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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名古屋グランパス
今季成績(6節終了時):2位 勝点18 6勝0分0敗 9得点・1失点

【ポジティブ要素】
 開幕から6連勝していて、失点も開幕戦のアビスパ福岡相手のオウンゴールのみ。さらに、しばらく試合がなかった点も優位に働くと思っています。ほかのチームはルヴァンカップをやっていましたけど、ACLに出る関係でそれすらなかった。おそらく調整期間が長かったことで落ち着いて整理ができたことがポジティブな要素になるはずです。

 そこで何が修正できたかと言えば攻撃ではないでしょうか。準備期間でおそらく紅白戦や練習試合をやったと思いますが、そのなかで攻撃にフォーカスして、相馬と稲垣が代表でいない状況のなかでどうやってコンビネーションを作っていくかというのが、この2週間を使って確認できたと思います。

 FC東京は最近ちょっと失点をしていますが、もともと守備が強いチームなので、そこをどう崩すかという整理も含めて単純に相馬や齋藤学、前田直輝、マテウスという両ウイングだけを使うのではなく、ほかの様々な形にもチャレンジできたのではないかなと考えます。
 
【ネガティブ要素】
 今回、FC東京にはD・オリヴェイラやアダイウトンといった、スペースがなくても自ら裏にどんどん仕掛けられるアタッカーがいます。そこで最終ラインが押し下げられてしまったときに、名古屋がボールを奪う位置がかなり自陣の深い位置になると、相手ゴールまでの距離が遠くなるので攻撃に時間がかかる。そうなると膠着状態が続くことも考えられます。

 名古屋としてはホームゲームなので、積極的に攻撃にいきたいと思う。だからといって、裏のスペースを空けてしまうと、FC東京の強力な3トップが積極的に裏に抜けてくる。これまでの名古屋の6試合に関しては、裏を取らせない守備がハマっていて防げていましたが、FC東京には通用しない可能性があります。

 あとは名古屋の右サイドも不安です。右サイドバックを宮原和也が務めると予想しましたが、アダイウトンとのスピード勝負に関しては分が悪いと思うんです。D・オリヴェイラも比較的左寄りに流れてくることもありますし、小川もどちらかと言えば攻撃的な選手。名古屋の右サイドは、多少ネガティブ要素が多いかなと感じています。
 
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