興味深かった右サイドの連係
また興味深かったのは、右サイドの連係だ。この日、指揮官は右SBに松原健を起用し、サイドハーフの伊東純也と組み合わせている。松原といえば、所属する横浜がポジショナルプレーを志向しているだけに、“偽のSB”として振る舞える点も魅力で、モンゴル戦でもタッチライン際を駆け上がるのではなく、内に入ってハーフスペースを活用。CBからボールを引き出し、素早く前の伊東を走らせて、チャンスにつなげた。
互いの特長を生かしたという右サイドの連係は、チームの新たな武器として興味深く、伊東は2ゴール・4アシストのハイパフォーマンスを見せたが、彼の個人能力とともに、松原のサポートがあってこその活躍だったと言えるだろう。
互いの特長を生かしたという右サイドの連係は、チームの新たな武器として興味深く、伊東は2ゴール・4アシストのハイパフォーマンスを見せたが、彼の個人能力とともに、松原のサポートがあってこその活躍だったと言えるだろう。
ただ収穫があったゲームを終えて選手たちは、手応えを語りながら、口に出したのは、「最終予選はこんなに簡単にはいかない」(吉田)という想いだ。日本は2次予選の勝ち抜けをほぼ決めたが、最終的な目標は最終予選を突破し、ワールドカップで初のベスト8に入るところにある。
そのためには2次予選の残り3試合(6月に行なわれる予定。ミャンマー戦、タジキスタン戦、キルギス戦。すべてホーム開催)も無駄にはできないだろう。
どうチームを強化し、最終予選に臨むのか。今後の大きなポイントになる。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
そのためには2次予選の残り3試合(6月に行なわれる予定。ミャンマー戦、タジキスタン戦、キルギス戦。すべてホーム開催)も無駄にはできないだろう。
どうチームを強化し、最終予選に臨むのか。今後の大きなポイントになる。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)