日本は反撃に出た相手をいなすような戦いができたか?
北九州で行なわれた第2戦で、日本は全体を通して主導権を握り続けたが、ゲーム中の変化は主に選手交代によってもたらされたもの。戦い方に関しては終始一貫していて、反撃に出た相手をいなすような戦いができたわけでも、焦る相手をより困らせ、追い込んだわけでもない。
このチームは3-4-2-1、4-2-3-1の両システムにトライしているが、それこそ相手の出方や戦況に応じてシステムを自在に操り、戦い方を変えるレベルには、まだまだ到達していない。この辺りが、今後のチームのテーマだろう。
今回、日本は堂安律、冨安健洋、上田綺世、前田大然といった中心メンバーを欠いたが、それはアルゼンチンも同じで、ベストメンバーではない。FWラウタロ・マルティネス(インテル/A代表に専念の可能性も)、FWニコラス・ゴンサレス(シュツットガルト)、DFリサンドロ・マルティネス(アヤックス)、DFレオナルド・バレルディ(マルセイユ)、マティアス・サラチョ(アトレチコ・ミネイロ)といったメンバーが今回、来日していない。
このチームは3-4-2-1、4-2-3-1の両システムにトライしているが、それこそ相手の出方や戦況に応じてシステムを自在に操り、戦い方を変えるレベルには、まだまだ到達していない。この辺りが、今後のチームのテーマだろう。
今回、日本は堂安律、冨安健洋、上田綺世、前田大然といった中心メンバーを欠いたが、それはアルゼンチンも同じで、ベストメンバーではない。FWラウタロ・マルティネス(インテル/A代表に専念の可能性も)、FWニコラス・ゴンサレス(シュツットガルト)、DFリサンドロ・マルティネス(アヤックス)、DFレオナルド・バレルディ(マルセイユ)、マティアス・サラチョ(アトレチコ・ミネイロ)といったメンバーが今回、来日していない。
「本大会になると、まったく違う力を出してくると思うので、今日勝ったことで選手は自信を手にしたと思いますが、それが過信にならないように、もっともっと成長していきたい」
横内監督は試合後のオンライン会見でそう語ったが、まさにその通りだろう。逆に、今回はアルゼンチンを、19年10月にはブラジルを下したことで、オリンピック出場国の日本に対する警戒心は強まっているに違いない。
それを乗り越えて金メダルを獲得するためには、どんなメンバーが出場しても強みを発揮したうえで、臨機応変な戦い方もできるようになることが必要だ。
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)