国内最大級のスポーツ紙はしかし、手痛い黒星をポジティブに捉えた。
「若き日本代表にとって、今回の勝利はとても重要なものとなっただろう。一方で我々アルゼンチンにとっても、本大会を見据えるなかで学びを得るゲームとなった。テストはテスト。だからこそ失敗もある。五輪ホスト国とのテストマッチで、改善すべき点が浮き彫りになった。このタイミングで気づけたのだから、良しとしよう」
そして最後に、プライドをちらつかせるのだ。
「チームとして貴重な経験をしたが、今回のチームは当然ベストメンバーではない。リサンドロ・マルティネス(アヤックス)、レオ・バラルディ(マルセイユ)、マティアス・ザラーチョ(アトレチコ・ミネイロ)といった逸材たちを招集できなかったからだ。所属クラブとの協力関係は依然として課題だが、本大会前にはきっと勢揃いするだろう。本当の追い込みはそれからだ」
3月29日、東京五輪・男子サッカー競技の出場16チームが出揃った。抽選会はスイスのFIFA本部で4月12日に開催される予定だ。日本とアルゼンチンがグループリーグで同組となり、ふたたび相まみえる可能性も低くはない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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