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「韓国の弱みは分かっていた!」元Jクラブ分析官が見た森保ジャパン。日韓戦のキーマンは大迫勇也か伊東純也

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月28日

3得点は偶然ではなく、明らかに狙いがあったなかで取れたもの

今までの日本代表SBにいなかったタイプの山根の特長が、チームの狙いと合致して、1点目のゴールシーンに繋がった。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 一方、攻撃面に関しては、3点取ったということもそうですけど、その得点を偶然ではなく、明らかに狙いがあったなかで取れたものだったということが大きいでしょう。

 1点目は相手のスローインのところからボールを奪い返して、そこから山根視来選手がオーバーラップ。最後は大迫勇也選手のヒールパスからですが、相手のCBとSBの間で受けてシュートまで持ち込んだというシーンでした。

 個人的に過去の韓国の試合を分析していても、あそこが弱いというのは分かっていて、そこに対して、この試合で徹底的に伊東純也選手、左では大迫選手が流れて行ったりして、相手のSBの裏を走っていたシーンが多く見られました。

 ゴールは結果的に山根選手でしたが、SBの選手が相手のCBとSBの間のスペースを狙うという動きが見えたことは、明らかにチームとして狙っていた形だったと言えるでしょう。
 
 さらに、韓国のこれまでの対応を見ていくと、SBの裏を取られた後のクロス対応も悪いというのが分かっていました。

 そのため、伊東選手や、佐々木翔選手の左右からのクロスにその狙いが現われていました。

 当然、空中戦に強いFWが大迫選手しかいないので、ハイボールを挙げてもそもそも難しいということはありますが、なるべく速いボール、低いボールでクロスというか、少しパスにも近いイメージのボールを頻繁に使って、相手の混乱を招こうということがチームとしての狙いでもあったのかなと思います。

 韓国のウィークポイントのもう一つは、11月のカタール戦やメキシコ戦でもあったような、中盤でボールを奪われてカウンターを受けてしまうというシーンで、当然その部分もスカウティングして共有していたはずです。

 実際に、2点目では、ボールを奪ったあと大迫選手に預けて、ポストプレーから鎌田選手がドリブルに入った瞬間に、4、5人くらい後ろから詰めていました。あれも狙っていないとその人数が反応できるものではないはずで、だからこそ得点にも繋がったと言えます。

 また、セットプレーではありますが、3点目に関しても、6人がゾーンでゴールエリアライン上の並ぶというのは分かっているはずで、その6人の間が弱いというのはカタール戦を見る限り分かっていることなので、それも狙い通りだったのだと思います。

 先の日韓戦では、90分トータルでも自分たちが相手をスカウティングしたなかで、狙い通りのことが体現できたのではないでしょうか。
 
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