「日本人全員の“止める蹴る”のレベルがもっと上がれば…」
あとは、やっぱり正確な“止める蹴る”も大事。その頂点に海外だとマンチェスター・シティのサッカーがあったりもするけど、国内で例を出せば川崎フロンターレのように全員の意識を統一したほうがいい。日本人全員の止める蹴るのレベルがもっと上がれば、名古屋もそうですけど、Jリーグ全体のレベルも上がると思う。そこはバイタルエリアでも重要な能力だと思います。
ただ、それはチームのスタイルによっても変わりますね。止める蹴るを重要視する選手ばっかりいてもあかん時はあかん。チームによってバランスは大事だと思うし、もちろん監督によって、やるサッカーも違うので、「止める蹴るはいいからとにかく前に蹴れ」って言う監督もいる。チームとしてではなく、サッカー選手一人ひとりが考えることだと思います。
僕は最近トップでプレーすることもありますが、身体が強いわけではないので、相手を背負って前を向くプレーよりも、なんとか自分が優位に立てる場所でパスをもらうことを一番に意識しています。
FWとしてお手本にしているけど、どうしてもマネできないのは興梠慎三選手。彼のような1トップとしての全素質を持った選手っていうのはなかなかいないと思う。バランス、アジリティ、身体の使い方、強さっていう面では僕は何ひとつ勝てないなと思います(笑)。僕は僕なりにボールを失わないような方法を見つけていくしかないかなと……。
ただ、それはチームのスタイルによっても変わりますね。止める蹴るを重要視する選手ばっかりいてもあかん時はあかん。チームによってバランスは大事だと思うし、もちろん監督によって、やるサッカーも違うので、「止める蹴るはいいからとにかく前に蹴れ」って言う監督もいる。チームとしてではなく、サッカー選手一人ひとりが考えることだと思います。
僕は最近トップでプレーすることもありますが、身体が強いわけではないので、相手を背負って前を向くプレーよりも、なんとか自分が優位に立てる場所でパスをもらうことを一番に意識しています。
FWとしてお手本にしているけど、どうしてもマネできないのは興梠慎三選手。彼のような1トップとしての全素質を持った選手っていうのはなかなかいないと思う。バランス、アジリティ、身体の使い方、強さっていう面では僕は何ひとつ勝てないなと思います(笑)。僕は僕なりにボールを失わないような方法を見つけていくしかないかなと……。
今後のチームとしては、僕たちがボールを触る回数がバイタルエリアで多くなればなるほど、攻撃のチャンスも増えますし、僕の得点チャンス、味方の得点チャンスも増えるので、そこでのプレー回数を増やしていきたい。
ゴール前での連動した動きができればいいなと思うし、もともと僕はシュート力がある選手ではないので、バイタルエリアでボールを持ちながらシュートをバチッと決めるのはなかなか難しいかもしれないですけど、そういう位置からでもゴールを決められるように、積極的に狙っていけたらなと思います。
――◆――◆――
インタビューは新天地でJ1リーグ第6節までを終え、代表ウィークに入った3月24日に行なわれた。チームは6連勝中の2位と好調を維持しているものの、柿谷は全6試合に出場して得点・アシストともにゼロ。「FWとして加入して、ゴールもアシストもできていない状態ではチームに貢献できているとは言えない」と悔しさを露わにしていた。
それでも今シーズンはまだ始まったばかり。「まずはがむしゃらに1年間やり切ろうという気持ちしかない。なるべく早くチームに貢献できるように努力していきたい」と、31歳のテクニシャンは結果を追い求め、この先のシーズンを全力で走り抜く覚悟だ。
※このシリーズ了
取材・構成●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
ゴール前での連動した動きができればいいなと思うし、もともと僕はシュート力がある選手ではないので、バイタルエリアでボールを持ちながらシュートをバチッと決めるのはなかなか難しいかもしれないですけど、そういう位置からでもゴールを決められるように、積極的に狙っていけたらなと思います。
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インタビューは新天地でJ1リーグ第6節までを終え、代表ウィークに入った3月24日に行なわれた。チームは6連勝中の2位と好調を維持しているものの、柿谷は全6試合に出場して得点・アシストともにゼロ。「FWとして加入して、ゴールもアシストもできていない状態ではチームに貢献できているとは言えない」と悔しさを露わにしていた。
それでも今シーズンはまだ始まったばかり。「まずはがむしゃらに1年間やり切ろうという気持ちしかない。なるべく早くチームに貢献できるように努力していきたい」と、31歳のテクニシャンは結果を追い求め、この先のシーズンを全力で走り抜く覚悟だ。
※このシリーズ了
取材・構成●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)