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マルセイユが酒井宏樹を売却候補に? 約3億7500万円で放出のウワサに、地元では不満が噴出【現地発】

カテゴリ:海外日本人

結城麻里

2021年03月26日

現地でも「放出すべきではない」という意見は多いものの…

サンパオリ監督(左)と酒井(右)。長友佑都の負傷により先発の機会は巡ってきているが……。 (C)Getty Images

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 ファン同士が議論をかわすフォーラムにも、25日午後時点で90人が参加している。

「戦士サカイはキープすべき。とくにサカイをセンターで使え。僕にとって彼の未来はここ。セルヒオ・ラモスと同じように、だ。右、左、センターでプレーできる彼のポリバレントは有益だ。したがって彼の契約を2年延長し、しかも1年の再延長オプションつきにすべきだ」

「議論すべきなのはサカイじゃない。彼ほど模範的な選手など見つかるはずがないのだ。むしろ(ディミトリ・)パイエのような選手の去就問題に集中すべし」

「サカイはこの5年間のうち、間違いなく2年間、リーグアン最高の右サイドバックだった。残る1年半は良好レベル、別の1年間は適切レベル、6か月間は疲れ気味。だがそれだってノーマルだ。5年間全試合をプレーさせてこき使い、燃え尽きの黒焦げにしてしまったんだから」

「サカイはキープすべし。模範的な選手だ。ここまで彼がしてくれたことをすぐ忘れようというのか。しかも彼は模範的な強い意志を持って全てのポジションをこなしてきた。彼はクラブも街もサポーターも愛している。常に謙虚で、少なくともユニホームを汗で濡らしてくれる。他の選手たちとは対照的に、だ。サカイはキープすべきだ」
 
 こうした意見がずらずらと並んだが、「4人で守って6人で攻める」と攻撃路線を打ち出したサンパオリ監督就任以来、酒井は3試合ともベンチスタートだ(直近2試合は途中投入)。

 もっとも、2連勝で好発進したサンパオリは、直近のニース戦で手痛い敗北(0-3)を味わい、「アナーキーだった」と吐露。どうもチームがまたしてもギクシャクしている。また、リロラはいいカウンターアタッカーだが、守備局面になると不安を醸し出すことも露呈している。

 フランス・メディアは酒井ら数人を、「サンパオリ下の最初の犠牲者」と表現。とくに酒井については、「サンパオリ下最初の犠牲者が大金をもたらすか」、「功労者をたった3試合後に放出か」と騒いでいる。

 日本人として初めてフランス人気ナンバー1クラブであるマルセイユに定着し、成功を収めた酒井。当の本人は果たしてどう出るのか。その行方をみなが見つめている。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
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