今後の成長の鍵を握るのは――。
今後の成長の鍵を握るのがメンタル面。現在のケインは波に乗ってゴールを量産しているが、今後もコンスタントに活躍できる保証はない。ストライカーとはそういうものだ。
自身のフィジカルコンディション、チームの戦術や状況、それらを背景に、前線に供給されるボールの量と質、チーム内の競争や内外からのプレッシャー、さらには運不運まで、様々な要素がそのパフォーマンスを左右する。
そうした条件に過度に影響されたり振り回されたりせず、継続的に質の高いパフォーマンスを発揮するためには、強いパーソナリティが必要なのは言うまでもない。21歳とまだ若く、間違いなく今後は好不調の波に見舞われるだろう。そこでどのように振る舞い、いかにして壁を乗り越えるかがひとつのポイントだ。
伸びしろはふんだんにある。その点に疑いはない。これから着実に経験を積み重ねていけば、いずれはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプールといったプレミアリーグのトップクラブでもエースを張れるだろう。それだけのポテンシャルを秘めている。
分析:ロベルト・ロッシ
取材・構成:片野道郎
【ロベルト・ロッシ】1962年3月16日生まれのイタリア人監督。現役時代はMFで、元イタリア代表監督のアリーゴ・サッキや前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニに師事。99年に引退し、2001~08年はインテルなどでザッケローニのスタッフ(コーチ兼スカウト)。その後は下部リーグで監督を務め、現在はフリー。
(ワールドサッカーダイジェスト2015.5.7号より)
自身のフィジカルコンディション、チームの戦術や状況、それらを背景に、前線に供給されるボールの量と質、チーム内の競争や内外からのプレッシャー、さらには運不運まで、様々な要素がそのパフォーマンスを左右する。
そうした条件に過度に影響されたり振り回されたりせず、継続的に質の高いパフォーマンスを発揮するためには、強いパーソナリティが必要なのは言うまでもない。21歳とまだ若く、間違いなく今後は好不調の波に見舞われるだろう。そこでどのように振る舞い、いかにして壁を乗り越えるかがひとつのポイントだ。
伸びしろはふんだんにある。その点に疑いはない。これから着実に経験を積み重ねていけば、いずれはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプールといったプレミアリーグのトップクラブでもエースを張れるだろう。それだけのポテンシャルを秘めている。
分析:ロベルト・ロッシ
取材・構成:片野道郎
【ロベルト・ロッシ】1962年3月16日生まれのイタリア人監督。現役時代はMFで、元イタリア代表監督のアリーゴ・サッキや前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニに師事。99年に引退し、2001~08年はインテルなどでザッケローニのスタッフ(コーチ兼スカウト)。その後は下部リーグで監督を務め、現在はフリー。
(ワールドサッカーダイジェスト2015.5.7号より)