ドイツ語で勝利インタビューに対応した奥川は「ビールを飲みますか?」と尋ねられると…
そして奥川だ。決勝点のシーンでは相手CKからのカウンターで、味方からのパスをフリーで受け、冷静にボールを持ち運び、GKの足下をぶち抜いた。いくらカウンターからでも、あそこまでフリーでシュートさせるのはレバークーゼンの明らかなミス。それでも、突然ゴール前でフリーになって、どうしていいかわからなくなってシュートを外す、というのはサッカーで珍しいことではない。
試合後「堂安に『打て、打て!』といわれた」ということを明かした奥川だが、あの場面で前に詰めてくるGKの動きをよく見て、丁寧に流し込んだ本当に貴重な得点だった。
そんな奥川は、試合後のテレビインタビューにも登場。通訳を介さず、ドイツ語でしっかりと答えていたのがとても印象的だった。
試合後「堂安に『打て、打て!』といわれた」ということを明かした奥川だが、あの場面で前に詰めてくるGKの動きをよく見て、丁寧に流し込んだ本当に貴重な得点だった。
そんな奥川は、試合後のテレビインタビューにも登場。通訳を介さず、ドイツ語でしっかりと答えていたのがとても印象的だった。
得点シーンや今日の勝利についてに尋ねられた奥川は「ダイレクトで右サイドに流そうと思ったけど、パスがこぼれてきて、ボールをもらったときに時間があったから、落ち着いてゴールへパスをしました」、「負けていると難しい。みんなで一緒に戦って、走って。勝ったことは大きい」と頭をフル回転させながら、ドイツ語をひねり出していた。
そして最後に「勝利の美酒としてビールを飲みますか?」と尋ねられると、「好きじゃないんですよ(苦笑)」ととても流ちょうに笑顔でコメント。ああ、普段から使っている言葉なんだなと感じられ、微笑ましかった。
続くRBライプツィヒ戦には敗れ、ブンデスリーガは残り8試合となった。ビーレフェルトはマインツ、シャルケ、ヘルタと残留を争うライバルクラブとの直接対決を残しており、最終節まで気の抜けない戦いが続くだろう。奥川、堂安の活躍でチームを残留へと導きたい。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかの きちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中
そして最後に「勝利の美酒としてビールを飲みますか?」と尋ねられると、「好きじゃないんですよ(苦笑)」ととても流ちょうに笑顔でコメント。ああ、普段から使っている言葉なんだなと感じられ、微笑ましかった。
続くRBライプツィヒ戦には敗れ、ブンデスリーガは残り8試合となった。ビーレフェルトはマインツ、シャルケ、ヘルタと残留を争うライバルクラブとの直接対決を残しており、最終節まで気の抜けない戦いが続くだろう。奥川、堂安の活躍でチームを残留へと導きたい。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかの きちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中