• トップ
  • ニュース一覧
  • 【横浜】ブラジル代表10番候補アデミウソンが見せた「本物」のスゴ技。待望の来日初ゴールを多角的に考察する。

【横浜】ブラジル代表10番候補アデミウソンが見せた「本物」のスゴ技。待望の来日初ゴールを多角的に考察する。

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2015年04月26日

柔軟でリズミカルなボール捌きを随所に披露。

試合後は、この日の2点目を決めた齋藤(11番)とヒーローインタビューを受ける。若いふたりが躍動感溢れるプレーで攻撃をリードした。写真:田中研治

画像を見る

 試合を重ねるごとにパフォーマンスのレベルは上がってきている。なかでも唸らされるのが、ファーストタッチの妙技だ。
 
 20分、下平の左サイドからのパスが相手DFに当たってペナルティエリア内でルーズボールとなる。これに反応したアデミウソンは“右足のアウトサイドで軽く浮かせて”迫りくるDFをひらりとかわし、左足でハーフボレーのシュートを放つ。上手くミートできなかったものの、一連の動作はスムーズで無駄が一切なかった。
 
 何気ないトラップひとつとっても、次のプレーにすぐさま移れるよう正確にコントロールして攻撃をスピードアップさせる。後方からのパスを受ける際には、相手から遠ざけるようにボールを絶妙な角度で前方に置き、次につなげるプレーエリアを確保する。
 
 こうした柔軟でリズミカルなボール捌きは随所で見られ、しかも身体の切れが伴ってきだだけに、湘南にとってはやっかいな選手だったに違いない。
 
 ファーストタッチに優れるアデミウソンが、チームコンセプトのひとつであるダイレクトプレーを織り交ぜた連動性において存在感が際立っていたのは必然と言えた。
 
「出してまた受ける、テンポ良くボールをつなぐ、というのはチーム全体として監督が求めているもので、今日の試合ではより多くの成果を出せたと思う」
 
アデミウソン本人も、そのように手応えを口にしていた。
 
 自身の挙げたゴールも、まさにチームが狙いとする形からだった。先述したとおり、齋藤→兵藤→アデミウソンとつないで湘南守備陣を翻弄したコンビネーションは、よどみなくパスがつなごうと心掛けていたアデミウソンの献身的なポジショニングがベースとしてあった。
 
【関連記事】
【J1採点&寸評】1stステージ・7節|全9カードの出場選手&監督を現地取材記者が評価
【J1採点&寸評】横浜×湘南|効率良く3ゴールを挙げた横浜が、湘南の猛攻をしのいで完勝を収める。
【J1】中村俊輔が復帰した横浜が湘南との神奈川ダービーに勝利!
【横浜】左足首負傷から完全合流の俊輔。「今はパワーが溜まっている感じ」
連載|熊崎敬【蹴球日本を考える】「ストライカーが決める」サッカーに立ち返ろう
【浦和】時に5トップに――。関根貴大の積極性とミシャ戦術が合致して生まれた理想的な一撃

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ