リハビリ期間もポジティブに捉え、さらなる進化が期待。
開幕前に左足首を負傷し、リハビリを続けていた横浜の中村俊輔が、4月14日のトレーニングから完全合流を果たした。
小雨がパラつくあいにくの天候のなか、ピッチ上での中村は軽快なプレーを披露。ゲーム形式の練習ではテンポ良くパスを供給し、相手に寄せられても正確無比なボールコントロールを見せ、順調な回復具合を感じさせた。
「先週までは、例えば走った分だけジーンとくる痛みがあったけど、今日はなかった。今は、パワーが溜まっている感じ」
フルメニューをこなしても「全然問題ない、大丈夫」。多少、息が上がることもあったが、「サッカーの動きでしか鍛えられない部分もあるから」と意に介さない。
復帰に向けて、一つひとつのプレーを確認していく。
「サッカー勘が鈍っていないか、前までできていたことができていないのか。逆にできていなかったことができるようになっていないかな、とか(笑)」
ただオフから考えれば、すでに3か月ほどが経過している。それだけに「身体はもうでき上がっている。早くサッカーに活かさないと」と意欲を見せる。
誰もが認める実力者であり、チームの命運を左右する存在だが、危機感はある。「自分が置いていかれないように」と試合の映像を何度も見返し、「監督にはまだなにもアピールしていない。早くピッチに立って、レギュラーで出られるように」と表情を引き締める。
復帰の時期については「それは監督が決めることなので」と言うが、本人に焦りはない。辛いリハビリ期間も「自分の弱いところを鍛えられる時間でもあるから、楽しかった」とポジティブに捉えており、復帰後のさらなる進化が期待できそうだ。
リーグでは5節を終えて、2勝2分け1敗の勝点8で7位に位置する横浜。優勝戦線に名乗りを挙げるためにも、背番号10の“完全復活”が待ち望まれる。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
小雨がパラつくあいにくの天候のなか、ピッチ上での中村は軽快なプレーを披露。ゲーム形式の練習ではテンポ良くパスを供給し、相手に寄せられても正確無比なボールコントロールを見せ、順調な回復具合を感じさせた。
「先週までは、例えば走った分だけジーンとくる痛みがあったけど、今日はなかった。今は、パワーが溜まっている感じ」
フルメニューをこなしても「全然問題ない、大丈夫」。多少、息が上がることもあったが、「サッカーの動きでしか鍛えられない部分もあるから」と意に介さない。
復帰に向けて、一つひとつのプレーを確認していく。
「サッカー勘が鈍っていないか、前までできていたことができていないのか。逆にできていなかったことができるようになっていないかな、とか(笑)」
ただオフから考えれば、すでに3か月ほどが経過している。それだけに「身体はもうでき上がっている。早くサッカーに活かさないと」と意欲を見せる。
誰もが認める実力者であり、チームの命運を左右する存在だが、危機感はある。「自分が置いていかれないように」と試合の映像を何度も見返し、「監督にはまだなにもアピールしていない。早くピッチに立って、レギュラーで出られるように」と表情を引き締める。
復帰の時期については「それは監督が決めることなので」と言うが、本人に焦りはない。辛いリハビリ期間も「自分の弱いところを鍛えられる時間でもあるから、楽しかった」とポジティブに捉えており、復帰後のさらなる進化が期待できそうだ。
リーグでは5節を終えて、2勝2分け1敗の勝点8で7位に位置する横浜。優勝戦線に名乗りを挙げるためにも、背番号10の“完全復活”が待ち望まれる。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)